第2話

 虐める人が憎い・・・何もしてないのに、ただ人を傷つけるクソみたいな人間達が


 「・・・雪さん」



ノックがなる。


 「・・・どうぞ」


義妹だった。


「・・・話は聞いた」


「・・・じゃあ、1人にしてくれ」


「いや、見るからにアンタが心が病むほど、落ち込んでそうだから見に来たのよ」


「趣味悪」


「はぁー、だから私は話を聞きに来たの妹として」


妹ね、もう妹じゃなくても、もう一緒に暮らしているだけと考えていいと思うけどね。


「それに、私は言いたいことがあるんだから」


 「言いたいこと?」


「そう!!アンタがあの時に、簡単に了承しなかったら、こんなことにはなんなかったってこと!」


 お父さんが離婚の話をした時か・・・


「・・・俺のせいか」


【ありがとう、優さん】


 そうだな・・・確かにあの時に俺が嫌がったら、こんなことにはならなかった。


「・・・あ、その。」


雪さんも


 「そうだな。じゃあ、いいよな。」


「・・・お兄」


 春は優に手を伸ばす。だが優はそれを拒み


「俺のことも兄と呼ばなくていいさぁ」


「・・・そんなこと」

 

 春は、気づく・・・兄は遠慮時なくて本気でそうして欲しいと

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