第74話 Day49 Expansion(拡張)

Day49 朝8時 ちょいすぎ 

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朝起きたら まず ヤギの乳しぼり

そして 朝 コーヒーを作る

ポータブル電源をガレージから出して充電開始

ここで充電中の電源にコンロをつなげ乳を加熱殺菌

そしてフィルターで ろ過させピッチャーを満たす

ミルクを半分近く使ったコーヒーをガレージで飲む

風呂場に行く

生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う

シロ蛇に餌

馬とヤギを野原に放牧


1時間程内職

なめした毛皮などを地下室に運んだり 洗濯したり

また 馬達が朝食をとってるのを邪魔したくない


***1時間後***

男   :「Edgewater!!(エッジウォーター!!)」

呼ばれたクロ馬は直ぐ男の所に来る

馬にまたがり森へ

北に進み川へ そこから上流に行き沢へ


仕掛けを見てみる カジカが数匹

網で数匹カジカを追加で取ってから1度家へ

クーラーボックスにカジカと水を入れる


そしてもう1度川まで行き、今度は川を渡り竹を数本とタケノコ

タケノコは即 クロ馬に食べさせる

そして数往復して竹を約20本近く切り取ったのを家へ


男   :「Thank you Edgewater(ありがとな)」

クロ馬を撫でて御礼を言う


これから やるのは ゲート、柵、及び 馬小屋、ヤギ小屋の補強

補強というか、万が一 角ウサギやが来ても問題無いように

屋根があり、雨には問題ない

壁があり後ろと横は問題ない

ただ前がむき出し これは良くない

一応 ほぼ名ばかりの竹の棒はあるのだがこれだけでは足りない

そこそこの高さのドアをつける予定だ

竹を入り口のゲートに割った竹を釘で打ち付ける

そして竹で編んだ網をそこに着ける

それを繰り返し 馬の頭が見えるぐらいまでの高さにする


これで角ウサギが来ても小屋の中には入れないはずだ


とはいっても角ウサギの巣は ほぼ壊滅させたので

このエリア内にはないだろうが

狐も問題ないで有ろう


斑の蛇をどうするかだ?

蛇 対策はうちにはシロ蛇が居るから無理だ

ただ あのゴム蛇 斑の紐が来たら問題だと思う

好戦的な性格に毒持ち

とはいえ、子ヤギがもう少し大きくなったら襲ってくる事もないと思うが


午前中をかけて馬小屋、ヤギ小屋のちゃんとした入口が完成


男   :「Beamer! Charlie!(ビーマー チャーリー)」


呼ばれた2匹の馬が男に駆け寄る


男   :「I will try to create the gate with reinforcement there

      (補強されたゲートをそこに作る予定だ)」


言葉は通じないが男は次にやるべき事を説明する


まずは丸太を運んで 一番最初に作成した仮組みの歪な小屋を

補強し始める

これは直ぐに終わらす必要がない。。。。が

ある程度のガレージの物を移動させておきたい

無いとは思うが万が一 山猫達がまた来たら

馬とヤギをガレージに直ぐ入れる

その為にはガレージの車とバイクを移動しておきたい

が 野ざらしにはしたくない


この世界で燃料が無い為 使えない車とバイク

それでも 男には思い入れがある

だからガレージから屋根がある小屋に移動する


小屋はそこそこの大きさにする必要がある

その為 馬に丸太を数回運んでもらい

歪な小屋を少しづつ広げていく


***2日後***

小屋が完成 屋根もちゃんとある

早速 トラックとバイクを小屋へ

ガレージが広くなる


男   :「ははははははははは」


ガレージ内の可動区域が大幅に広がる

イイ感じだ

そして家の周りを歩き回る男

畑もいい具合に育っている

あと10日もしたらトマトは収穫できるであろう

ジャガイモは あと1か月ぐらいか


肉とジャガイモとトマトがあれば生きていけるな

フルーツが欲しいが

騎士達がフルーツとエールを持っていた

騎士達の砦にもあった

また奪いに行くか?

いや お金ならある 村で何か売ってないかな?

村には そう遠くない未来に行く事になると思う

何が売れて何を買う事が出来るのか?

それを知りたい


余ったゴートミルクを空き瓶に入れ

振り続ける

たしか1時間振り続けるんだったっけ


男   :「。。。。。。。」


これ ブレンダーだと駄目かね?

ポータブル電源にゴートミルクを入れたブレンダーをON


***数分後***

完璧ではない でも 塊が出来ている

チーズクロースで越してやる

そして残りのミルクをまず ごくごく 飲む

脂肪分がへった為 さらさら 飲める

拳より小さい塊

少し舐めてみる


男   :「。。。。。。。」


これ塩を混ぜ合わせる必要がある


日が沈んでいく

ポータブル電源に電気コンロ

フライパンに角ウサギの肉

そしてフンダンに先ほど作ったバター


”じゅわーーーー”


バターが溶けて行く

バターの香り

脂肪分の少ない角ウサギとバター


男   :「Thank you for this great meal (この食事にありつけることに感謝を)

      Shack is done, garage is bigger now(小屋の為ガレージが広くなった)

      I will cherish this moment    (嬉しい今を大切にしようと思う)

      In the name of Jesus,      (イエス)

       Able, Noah, Samson    (アベル ノア サムソンの名において)

      Amen           (アーメン)」


口に肉を入れる


男   :「あーーーー」


たかが バター されどバター

今まで食べ慣れていた物が無くなる

それを再度 食べる事が出来る

口の中に広がる脂肪分という名の快感

男は瞬く間に食べ終わる

明日 お礼に雌ヤギにドライフルーツを食べさせてやろう

そう思いながらシャワーを浴び

ベッドへダイブするのであった






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