第66話 Day42 Got Milk? Goat milk ( ヤギ乳)

Day42 朝6時 ちょいすぎ 

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お腹がいていたので朝早く目覚める

まず 朝 コーヒーを作る そのルーティンは今日はしない

ポータブル電源をガレージから出して充電開始

昨日の昼から何も食べていないのでお腹が空いている

パントリーから簡単に食べられる物

ラーメン

NISSINとMARUCHANがあるがどちらも美味しい

それでも男の家にあったのはセールで買ったMARUCHANだ


叔父さんによると日本だとラーメンは塩、味噌、醤油、豚骨味らしい

そして それぞれの味が違うらしい


それは驚きである。。。日本 やるな!


その話を聞いて行ったアジアングローサリーで見た事がある日本のラーメン

食べてみたい気もするが 値段がMaruchanやNissinラーメンの5倍!

流石 日本製 高い! 日本 パナイな!

そして グローサリーストアの冷蔵コーナーで男は困惑する

同じ名前のビールを見つける

サポーロビール サポーロ1番ラーメン

**発音はサポーロであり サッポロ(札幌)と正しく言えていない


これは? 同じ会社が作っているのか?

別の会社? じゃーなんで同じ名前なんだ?

4種類のラーメンだけでなく その お供のビールまであるなんて

流石さすが サムライの国! 

流石5倍の値段の高級袋ラーメンのSAPPOROサポーロ

恐るべし SAPPOROサポーロ

高いから男は買わず仕舞いであったが


では アメリカのRAMENは?

アメリカでは どのメーカーでも定番はほとんどの場合

ビーフ味、チキン味、ポーク味、オリエンタル味だ!

Maruchanだと

ビーフの赤 チキンのオレンジ ポークの茶色 そして青のオリエンタル味


味の違いはハッキリ言ってわからない!

スープとして付いてきている粉が多少 違うっぽいが


だってビーフ チキン ポークの味って言われても困るだろうし

肉自体に味はない

肉の味付けで味が変わるのであって。。。この味はポークだ! なんて判るはずない

オリエンタル味なんて言われても想像すら出来ない

オリエンタル味だけが名前が最近ソイソース味に変わったんだっけ


でも それがどうした?


簡単に作れて美味しい それで充分だ!

それでも つうぶって その日の気分でパッケージの色で選ぶ それが楽しい

20~30セントで腹がふくれる 偉大なる袋ラーメン

学生の時は本当にお世話になった

ピザ ラーメン 缶詰パスタ ビール アメリカの金のない大学生の主食である



ただ 男は猛烈もうれつにお腹が空いている

袋を開け、粉をかけ、バリバリと食べ始める

調理するには お湯を沸かさなければいけない

かくまず何かをお腹に入れたかったので1袋食べ終わる

風呂場に行く

生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う

水を入れた鍋と電気コンロを持ってガレージへ

ラーメンをもう 一袋

こっちは ちゃんと調理してフリーズドライの野菜も多めに入れ食べる


男   :「ふーふー あっ ふーふー ふーふー ハグハグ」


フォークで麺をくるめながら食べる男

はしという東洋の優れた食器具

そして音を立てながら吸い込む事で冷やす事も出来る食べ方

ラーメンとしての正しく美味しく食べる

そんな日本では当たり前と思われる行動を男は知らないし出来ない

熱いスープに入った麺をフォークを使い音を立てないで食べる


やはり ホットソースと混ぜてYAKISOBAとしての方が食べやすいな


スープの粉を茹でた麺に絡めながらYAKISOBAとして食べるのが

欧米では 一般的だ  何故なぜならすするという食べ方が出来ないから

マヨネーズやソース ホットソース等 自分好みに味付けして野菜や肉を入れ食べる

そして それは簡単に作れて普通に美味しい


はしすすりながら食べるという方法を知らない男にとっては仕方がない事であった


そういえば叔父さんが自慢げに箸を使って男に見せた事があった

叔父さんによると まだまだ らしい

日本人は極めると箸で飛んでいるハエをつかむ事が出来るらしい

まさかと思っていたが 叔父さんと 一緒に見た空手の映画

宮城さんという人が箸でハエを掴んでいた 

流石 侍の国!! 日本人 スゲー


箸を極めると2本から3本 そして4本同時とか使えるんだろうか?



ラーメンを食べて とりあえず お腹がふくれる

はーー やっと落ち着いた


シロ蛇に餌

馬用の水を入れ替え 馬達に言い放つ


男   :「Today is a working day(今日は働く日だ)」


BeamerとCharlieを荷車につな

そして森の木をり始める

木を切り倒して、男の高さと同じぐらいの丸太を切り

片側をハンドハチェットで杭の様に

それを馬を使って荷車に

ガレージからスコップを持ってきて荷車に


ヤギ4匹のロープをFaithにくくり付け

ゆっくりとみんなで草原へ

ある程度歩いて、角ウサギの危険が無い場所で

男はスコップで地面を掘り始める

気を付けながら荷車をかたむけ丸太を穴にスライドさせる

そしてFaithに括り付けた縄を丸太に移す


野原に建てられた丸太の柱

そこに結わえられたロープに繋がっているヤギ達


これでヤギ4匹はこの丸太を中心にロープの長さだけ

歩き回る事が出来る

柵が無いので とりあえずこれで逃げないようにさせる


男   :「Edge water, Faith, Beamer, Charlie(馬達よ)」


男は馬を呼び でながら予定を説明する

馬が男の言葉を理解するはずはない

それでも馬に説明することで男は予定を再確認する為だ


それでも馬は理解していた

新しい動物が増えた

そして木をり倒した

だから また 小屋づくりの作業が始まる事を

切っては荷車に乗せ、運び、そしてそれを男が掘った穴に入れる

その繰り返しの作業


***数時間後***

日が高く登っている


男   :「We will rest an hour or so(1時間ほど休もう)」


男はそう言って馬達を撫でながら馬小屋の水を飲ませる

そして家の戻り洗面所からゴム手袋を取り

ガレージからバケツを2つ

1つには水を入れる

バケツを持ってヤギ達に近づく

水を入れたバケツを置く

親ヤギが飲み始める


そしてヤギを撫でながら慣れてない手つきで乳しぼりを始める

最初は少し驚いていたが次第におとなしくなる

男は子ヤギの分も残す事を前提に乳しぼりを続ける

大体ハーフガロン1.7リットルぐらい取れたら男は搾るのを辞め

ミルクの入ったバケツを持ってガレージへ


電気コンロに鍋 そしてその中に乳を入れて熱し始める

沸騰ふっとうしないまで熱してから

男はピッチャーにチーズクローズと呼ばれる布

そして その上にコーヒーフィルターを乗せ

ヤギの乳をその上からかける

ろ過された乳がピッチャーを満たしていく

鍋を軽くすすいでから 男はゴートミルクを飲んでみる

少しドロッとして癖がある が

身体が欲っしていた


匂いも少しだけきつめ

これは ヤギの乳は性質上まわりの匂いを即取り込むらしい

その為 母ヤギを子ヤギをあと数回 洗えばもう少し収まるであろう

そしてコーヒーを作り早速入れてみる


男   :「あははははははははははははは」


きつめの匂いがコーヒーである程度 緩和かんわされる

そして凄く美味しい

男は余りの美味しさに3杯つづけてミルクコーヒーを飲む

そしてカフェインが入った体

でも 嬉しさの余りのリラックス状態 心の安らぎ

ソファーに座ったら横になる

そして うつらうつらと夢の中へ


約1時間の昼寝

約1時間のシエスタ

男は起き上がり、残っているミルクを更に飲み

干し肉を口に入れる



***午後***

馬達と共に作業を始める


日が沈んでいく


朝やったのと同じようにヤギのロープをFaithに

そしてヤギ達を歪な小屋に入れる

ヤギ小屋はもう少しだ 

終わってから柵で囲んでやれば出来上がり

明日には終わるであろう


その後 それぞれの馬にブラシをかけてやり

水を確認 まだ残っているが新しい水と交換する


夕飯に米を煮立たせる

ミルクの残りを入れホワイトシチューもどきを作る

いや ドリアの方が近いかも

フリーズドライの野菜と狐の肉を煮込んでいく


安定はしないが崖から卵

匂いはするがミルク

そして肉はある程度ある

果物と野菜があればなーー

騎士達から奪った野菜は既に終わりかかっており 

果物はある程度は冷凍庫に。。。入れていない物は

残りわずかであり 痛み始めている


男   :「Dear load        (主よ)

      Thank you for the milk today(ヤギ乳を得られた事に感謝を)

      Thank you for this meal also (それを使って作られたこの食事も)

      I will engoy this meal   (美味しく頂かせてもらう)

      In the name of Jesus,   (イエス)

       Able, Noah, Samson   (アベル ノア サムソンの名において)

      Amen         (アーメン)」



祈りを唱えてから狐とご飯の煮込みを食べ始める

塩と胡椒こしょうが足りない

キッチンからそれら取り出し鍋に入れていく

コショウは多めに

塩は少しづつ

一度しょっぱくなってしまったら取り返しがつかないから

ある程度しょっぱくなってから

男は再び食べ始める




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