第61話 Day37 The bottom of the 1st inning (1回の裏)
Day37 朝3時 ちょいすぎ 騎士団の砦内
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男は唇に指を当て シー とジェスチャー
音を立てるな! とハリネズミは理解する
言葉は通じない それでも意図は通じる
そして すたすた と1階へ
先程 見た小箱の前に行き 横にあった旗を切り裂き
その上に硬貨を半分 絞るように包み男はバックパックの中へ
もうハンブンを包み 小箱の中に入れ音が じゃらじゃら しないのを確認してから
男はハリネズミに渡す
戸惑うハリネズミ
男 :「Just Take it(いいから貰っとけ)」
そして強引に渡した後 男は2階へ
地図を前にして
男 :「I got This way, you got that way K?(俺こっち お前そっち いい?)」
ハリネズミはなぜ男が南側に行くのかは理解できなかったが
自分は北の街に行く必要がある
少なくともそれしか選択肢がないので頷く
男は地図を巻いてからリュックに 上の部分がリュックから出るように
地図は折り畳むと跡が出来てしまう為
巻くように そう男は叔父さんに習っていた
そして二人で外に出る
武器庫の隣に馬屋があるのでハリネズミに馬に乗れるかジェスチャーで男が尋ねる
ハリネズミは頷く
男 :「Wait Here Be right back(ここで待ってて すぐ戻るから)」
そう言って男は荷車に戻りリュックの中を置き
荷車から安物のワインの瓶を2つ取り出す
駆け足でハリネズミの元へ
男が何をしようとしているのか理解不能だが
とりあえず助けてくれた人なので言う事を聞く
そして食糧庫から食べ物の入った箱を持つ ハリネズミにも持つように言う
それを訓練場の広場を通り越して建物のキッチンに入り
その横の宿舎のドアの前に置く
キッチンに
そしてキッチンをスマホで照らして色々見てみるが袋の中に粉が
男 :「。。。。Nice It's flour(よし 小麦粉だ)」
家に既に半年分の量があり またこれは白ではなく少し色が違うが問題なし
男 :「please help me move this(これの移動 手伝って)」
二人で砦そとの馬の荷車に乗せる
そしてお金を包んでいた布から硬貨を出し 布を更に切って
硬貨代わりに小麦粉を入れる それを2つ程 作る
再び砦へ
ハリネズミと共に宿舎の外側の扉も木箱で塞ぐ
男 :「Follow Me(ついてきて)」
訓練場を歩いて再び指揮官の部屋へ
紙を出来るだけ持つようにハリネズミに
二人で両手で持ちきれんばかりの紙を持って兵舎の外へ行き 窓際に置く
男 :「OK I think we are all set(準備はできた)
You need to go(ここから逃げだしな)」
二人で馬屋へ ハリネズミを馬に乗せ お金が入った小箱を拾い上げ渡す
男 :「Good Luck(じゃあな)」
そして男と馬に乗ったハリネズミは入口へ
男は入口の
そのまま北の街に走りだそうとしていたが 男が何をするのか気になるので
ハリネズミは馬から降り こっそり入口から見ている
そしてハリネズミは男の本物の殺意を知る事になる
男は武器庫へ 弓の
そして兵舎の押し出し方の木の窓に
そして弦を ぐるぐるぐるぐる 何重にも巻いて強固にしている
それを2つの木の板で出来ている窓に行う
そして窓を開け、紙を中に投げ入れ、小麦粉を包んだ袋を投げ入れ
ワインを
それを投げ入れる そして そのあと木の窓に剣を刺し開かないように
その動作をもう1つの木の窓へ
***数十秒後***
あっという間に炎が兵舎を包み込む
そして まるで日の出だと言わんばかりに周りを明るくする
ただ唯一の違いは
その明かりは地獄の苦しみを味わう亡者のような声が、叫び声が響き渡る
そして
”どんどんどん” ドアを開けようとする音 木箱で防がれてるので開かない
”どんどんどん” 窓を開けようとする音 剣と弦で防がれてるので開かない
そんなまるで地獄絵図のような光景を見ながら
男は静かに呟いた
男 :「For Donahue, For Ubu, For Scar」
そして振り向きもせず入口へ歩き出す
ハリネズミと箸合わせする
男 :「You still here? I am out of here(まだ居たのか 俺は立ち去るぞ)」
色々 奪った物を乗せた荷車を引いた馬2匹
それは あまり速く走れない
そのゆったりとした馬と荷車に乗って男は砦の裏を通って
テントを張った場所へ向かうのであった
それを見たハリネズミは馬に乗って北の街を目指す
日の出が上がる頃 男はテントの場所へ
馬を休ませ 手に入れた野菜と果物を馬に食べさせ
コップを取り出し 奪った樽のエールの中を
少し休んでから家に戻らないとな
男 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
エールをもう一杯 飲み そして3杯目をとった時
エールに映った男の顔を見て驚く
それは醜悪な顔であった
ナイフで初めて人を殺した感触
そして約10人を焼き殺したという事実
男 :「Fuck I am a sinner (畜生 俺は罪人だ)
nah Just a murderer (いや ただの人殺しだ)
but they cut the first blood!!! (でも仕掛けてきたの向こうだろ)
In the long run I have to do this anyway(いずれ殺し合いになった
Fuck (畜生)
Oh GOD!!! I just killed people (ああ神よ 俺は人を殺した)
but if the same situation happens (でも また同じ状況なら)
I will do it again (もう一度 繰り返すであろう)
GOD, I am sorry but (神よ すまない)
I had to do this ……I had to (でもやらなければいけなかったんだ)
Jesus (ジーザス)」
男は気が付いたら涙を流していた
映画のヒーローの様に笑いながら人を殺す事が出来れば どれだけ楽か
ナイフの感触
人の燃える匂い
そして命が消える前の叫び声
それらに慣れるには圧倒的に男には経験が足りなかった
***数分後***
顔を
硬貨、エール、野菜、果物、テント、地図
様々の物が手に入った
最初に考えていたより遥かに上等な結果だ
そして男は
罪の無い女性を救い出し
敵対していた兵隊達を倒したのだから
しかし
人を殺した
それもナイフという直接な方法
それも火責めという もっとも痛い殺し方
その2つの事実が男を罪人の気分にさせる
荷車の荷物の為 行きの約倍の時間をかけて帰路へ着く
***4時間後***
途中で野原で草をハムハムしている白馬と黒馬と一緒に
馬屋へ
荷車の荷物をガレージに
そして馬屋の水を取り替え、4匹の馬に野菜を食べさせブラシをかける
そして電気の入っていない冷蔵庫に
冷凍庫に
疲れた体を無理矢理 動かしシャワーを浴びる
ガレージに戻るとシロ蛇がチロッとしたお出したので
リンゴっぽい果物を切ってシロ蛇の前へ
食べなかったので男は冷凍庫から肉を取り出し
軽く茹でて凍ってた肉を解答した物を蛇へ
シロ蛇は出された餌をあんぐり口を開けて飲み込む
まだ朝の始まり 普段ならコーヒーを飲んでいる時間だが
そして 男は日常のルーティンに取り組む努力をする
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