第34話 初めの反省

■初めの反省


ハジメは自分の勘違いを認めて猛省する。


・前世の優しさ


ハジメ:僕の思い込みでした…ごめんなさい…


過去:まぁ、わかればいいや


過去:俺は「未来の俺」に説教をしにきたわけじゃねーぞ?


過去:頼むぜ?未来の俺よ…


ハジメ:本当にごめんなさい…


ハジメ:心から反省してます…


過去:まぁ、そう落ち込むなよ!


過去:んじゃ本題といこうか、ついてこい未来の俺!


ハジメ:はい!ついていきます!


「未来の俺」という心に響く言葉に猛省するハジメ。


まだまだ自分は子供なんだと深く反省をしたハジメであった。


今回はその人物と共に特定の場所を訪れ、過去の風景や出来事を目の当たりにする。


・夢の過去の世界


過去:……てな事があってな!


ハジメ:凄い…これが過去?


ハジメ:今よりも近代的な光景だ!


過去:……


過去:聞いているか?未来の俺


ハジメ:はい!聞いてます!


少々頼りない未来の俺だった。


夢の中で、ハジメはまるでその時代に生きているかのような感覚を味わう。


■前世


ナビ:前世の記憶に触れたハジメは何かに気づいていく


・過去世の記憶の断片


夢から覚めたハジメは、過去世の記憶が断片的に蘇っていることに気づく。


ハジメ:前世の記憶が少しづつ蘇る…


タマ:そうみゃ…


ハジメ:まさか、「過去の僕」が革命家だったなんて…


タマ:みゃうみゃう!


それは、彼がかつて革命家として生きていた時代のものであり、彼が経験した戦いや人々との関わりが脳裏に浮かび上がる。


ハジメ:過去の僕が言っていた…


ハジメ:「王女を守ってくれと…」


ハジメ:王女って…誰だ?


タマ:みゃうみゃ!!


人の話を最後まで聞いていない、人してどうかと思うハジメであった。


最初は信じられない気持ちが強かったが、次第にそれが真実であることを受け入れ始める。


・記憶の片鱗


ハジメは日常生活の中で、ふとした瞬間に過去世の記憶が蘇ることを体験する。


街の風景や人々の顔、特定の香りや音が彼の記憶を呼び覚ます。


ハジメ:この風と匂い、そしてこの香り…


ハジメ:王女と駆けた、あの戦場が懐かしいな…


遠藤:何言ってんだ、ハジメ?


遠藤:お前…やっぱおかしいぞ?


サエコ:大丈夫?ハジメ君…


ハジメ:ん?僕は今、何を言ったんだ…


ハジメ:これも前世の記憶か…


遠藤:女王様に振られたんか?


遠藤:まさか…お前、変な店に行ってないよな?


サエコ:ええ!そうなの?ハジメ君…


ハジメ:ああ、ごめん…遠藤、サエコ…


ハジメ:最近…僕は自惚れていたみたいなんだ…


サエコ:ええっ!そんなプレイがあるの!?


サエコ:ハジメ君が…女王様に…そんな…


遠藤:まぁ…自惚れは若さの特権だ!


遠藤:ほどほどにな、ハジメ!


遠藤はハジメの肩をポンポンと二度叩いた。


その度に、彼の心には強いデジャヴ感が広がり、過去と現在が交錯する感覚に包まれる。


つづく。

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