第8話 地獄のサ◯エさん
新婚半年前。激務で帰宅が遅れることしばしな夫。珍しく定時で帰り、入浴中なのである!
妻「…お味噌汁と肉じゃがあっためて…。鮭焼いて…。ご飯よそう前に箸置き出そう…」
「ハァ〜◯✕△●☆〜〜(以下判別不可能)」
なんか風呂場から、地獄の笑い声のような、すすり泣きのような音が聞こえた!
妻(ど…どうしよう!夫さんが激務でおかしゅうなってしもうた!)
妻(とりあえず落ち着けー。自分ー。さりげなく聞くのだー)
湯上がりの夫にさりげなく聞いてみた。
妻「…なんかさっきさあ。お風呂で何か言ってたあ?」
夫「ああ、気持ち良いから『サ◯エさん』のオープニング歌ってた」
妻「…そう…」
「あの、お祭りワッショイ、お神輿ドスコイのメロディーがと思い、笑っちゃ悪いと思い、肩がブルブルしてました」と、後に妻は語る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます