第17話 突然の遭遇・護衛と報告
3日後・・・
「アイクさん!!何かいやな予感がするので、ハイパードライブを解除したら全速力で宇宙港に駆け込んでください!!」
『わかりました!!ところでなぜ急にそんな予感が?』
「この宙域、いやに静かすぎるんですよ。」
『なるほど。わかりました。』
「じゃぁ、ハイパードライブの解除にそれぞれ入りましょう。ここからは無線封鎖しますね。では。」
『では。』
と言って、
命令用のマイクに、
「無線封鎖!!それとともにハイパードライブ解除!!」
と言うと、
『了解。無線封鎖実行、それとともにハイパードライブ解除』
と言うとともに、周りの景観がエルステス近くに変わったが、ビィービィーという音とともに、
『キリアキア艦艇発見、上方です。エネルギー収束反応確認。至急回避を。』
とアナウンスがあったので、上を見上げるとともに緊急回避を行った。そして、上部に向けて中性子砲を発射した。そして、爆発四散するのを見届けて宇宙港に行った。
宇宙港にて――――――
「いやはや。あなたの言ったとおり危なかったですな。助かりました。王城に呼ばれていますので護衛していただけますかな?」
「ええ、もちろんです。それにしても執拗にこの惑星にキリアキアの艦艇が来ていますけど、どこかに見落とした拠点があるのかなぁ~ また探しに行かなきゃ。」
「そうかもしれませんな。報告もしておけば探しやすくなるかと。それに探索者ギルドにも依頼を「ああ、それなら私が処理しておくから問題ないよ。」
「そういえばギルドマスターを乗せているのでしたな。」
「ええ、探索者ギルドに所属中ですし、この国の貴族ですから。じゃぁ、王城に向かいましょうか。」
と言って、王城に向かって歩き出したのだった。
王城へ着くまで、常に周りの気配を探って警戒しながら歩いていたが、やはりというべきか、僕たちを狙う気配を右前方から2つ、左前方から同じく2つ、右後方から1つ、左後方から1つ感じたので、小さな声で皆に、
「気をつけて。囲まれてるよ。多分キリアキアの暗殺者達だね。合計6つ。右前方から2つ、左前方から同じく2つ、右後方から1つ、左後方から1つ。後ろはやるから前はお願い。」
と言うや、全員がレーザーライフルを抜いて、
「そんなに死にたいなら死なせてやるよ。出てこい!」
「そうそう簡単に出て行くかよ。無駄なことはしたくないんでね。」
「ふ~ん。そんなに死にたいか。じゃぁ、死ね。」
と、あの、アイリスさんを助けたときの走りで一気に距離を詰めて近くに来たときに2射して一瞬で即死させ、後ろを振り返ると、皆それぞれ倒し終えたようだったので、アイクさんに、
「大丈夫でしたか?」
と訊くと、
「なぜわたしは狙われているんじゃろう?やはり国王に会うからかの?」
「おそらく。」
「じゃぁ、とりあえず急いで王城に向かいましょう。また狙われない内に。」
と言って、急いで王城に向かったのだった。
王城にて―
「そうか、余程俺とお前を合わせたくなかったんだな。情報もどこかで漏れていると見て間違いないが・・・間違いなくこの王城の中に居るんだろう。徹底的に洗い出そう。経歴書を見てみれば分かるかもしれないな。持ってこさせて不自然な点がないか徹底的に調べよう。」
「あ、そうだ。陛下、艦を持っているものが怪しいのでそちらから調べた方がいいと思います。巧妙に隠しているかもしれないので、僕にも調べさせて下さいね。」
「分かった。そうするよ。それと陛下は辞めてくれ。貴族とは行っても公爵なんだから立場は同等だ。呼び方はそうだな・・・ エルステスさんとでも呼んでいてくれ。」
「分かりました。じゃぁ、一旦艦に戻りますね。」
と言って、みんなで艦に戻る道を歩き始めたのだった。
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