第9話 旧ロシア支部へ

 僕は艦に戻ると、自動調理器に具材を詰め込んでスイッチを押しながら、艦を発進させ、自動運転で旧ロシアに向かわせた。そうして、向かっている1時間半の間に、昼食を食べていた。そうして、旧ロシアの支部の上を光学迷彩、ステルス、赤外線完全透過機能を付けた状態で通過した。そして、町の外の針葉樹のぽっかりと開いた場所に着陸し、防寒機能もつけて外に出たのだった。そして、先ほども使った種々の機能をつけて、さっき通ってきた支部に向け、走り出したのだった。

 走り始めてしばらくして、先ほど聞いたアドバイスを思い出し、対処するべく動き出した。それは、やはり、極限まで自分の気配を薄くし、音に関しては全く出さないように移動するというものだった。そして、先ほど見つけていた支部に向かってもう一度走り出したのだった。支部は人でいっぱいだったので、人が出払った後を狙うのも難しかったため、人が出た瞬間を狙って内部に入り、スーツの反重力機能を使って自分の体を飛行させた。そして、階段の上を飛行し、最上階まで到達すると、ちょうど、幹部と思しき女が一番奥から出てきたので、飛行をやめて背後に回った。すると、

「ばれてないとでも思ってんのかい、侵入者さんよ⁉」

というや否や、レーザーライフルをぬき、撃とうとしてきたので、あらかじめ照準をつけておいたレーザーライフルを撃つと、よけて反転し、さっきいた場所に売ってきたが、とっくに移動して、反対側からレーザーライフルを撃った。そして、心臓を貫かれてレーザーライフルを取り落とし、貫かれた場所を押さえてうずくまったので、

「幹部は合計何人いる。答えろ。」

と訊くと、

「4人だ。この間、侵攻に一人行っている。」

と言われたので、

「ボスはどこにいる?答えないと痛い目にあうぞ。」

と言うと、

「ここから西に行った旧アメリカ合衆国に帰ってきているはずだ。この間侵攻の見送りに行ったはずだけど。」

と言われたので、

「じゃぁな、あばよ。」

というや、レーザーライフルを眉間に向けてうちはなった。

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