キリアキア地球基地破壊編
第1話 出発
あれから約3年、何事もなく現在、成人年齢と設定されている15歳の誕生日を迎えた僕は、エンピステーヴェさんにもらったものすべてを確認すると、寝室から両親が待っている居間へと降りて行った。そして、両親に、
「おはよう。」
というと、
「ああ、おはよう。誕生日おめでとう。」
と父、
「あっ、おはよう。誕生日おめでとう。」
と母が言ったので、
「前から言っていたけど、今日、あのエンピステーヴェさんにもらった船でとりあえず、一番近くにある探索者ギルドのある惑星に行くよ。今まで育ててくれてありがとう。」
というと、父が、
「朝食だけは食べていきなよ?それと、はいこれ。誕生日プレゼント。」
「あっ、これっ、この前F electricから出た最新式の自動調理器だよね⁉ありがとう!!大事にするよ‼」
「ははっ、喜んでくれて何よりだ。それじゃぁ、朝食を食べようか。」
「うんっ!!いただきます!」
「いただきます。」
と言って、食べ始めた。そして、朝食を食べ終えると、
「ごちそうさまでした。じゃぁ、行く準備をしてくるよ。」
と言って、荷物を取って宇宙港にある宇宙船に持って行った。そして、計器のチェックをし、一旦電源を落として外に出た。そして、家に帰ると、
「準備できたし、行ってくるよ。」
と言って、両親と一緒に宇宙港へと向かった。そして、宇宙港へ着くと、
「父さん、母さん、それじゃぁ、行ってくる。」
と言って、後ろを向いて歩き始めると、急に後ろから、
「元気でいてね。機会があったら帰ってきてね。待ってるから。」
と涙声の母の声が聞こえ、抱き着いてきた。
「うん、母さんも元気でね。じゃぁ、またね。」
と言って、宇宙船へ乗り込んだ。そして、電源を入れると、
「キャプテンアイロース、クリロン号、発進します!!」
と言い、港側からの、
「OK キャプテンアイロース、クリロン号、発進オーライです。」
という発艦許可を聞いてから、出港した。そして、出港して、惑星が乱れない程度まで離れた後、一度、エルフセリアのほうへ振り向き、
「あの人の敵を討って、また帰ってくる。それまで待っててね。僕の唯一の故郷、惑星エルフセリア。じゃぁ、ハイパードライブ起動!!」
と言って、2光年離れた探索者ギルドのある惑星、エルステスまでタキオンを使ったハイパードライブで一気に移動し始めた。
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