夜、猫、道
@EKITAI-NEKO
熱
仄暗く、肌にまとわりつく湿りがいつもは
嫌なほど良く感じるものだが
ただただこの瞬間は
そんな物を感じることすら出来なかった
それもこの腹の異物のせいで…
その異物は決して小さいとはいえず、
とゆうか小さいとは思えず何より「熱」かった
ただ「熱」いのならば不快なだけだが
異物が発する熱は人が耐えうるような
「熱」ではなく、もがきながら
「熱 」を逃がし、耐えていた
そして耐えて耐えてほんの少し熱さが揺らいだ瞬間
鼻から勢いよくその「熱」が吹き出した
ーーーと理解した矢先、口、目と熱が逃げ道全てから逃げるように吹き出し、、、
指先からだんだんと失っては行けない「熱」までも
とどめられなくなり、、、、
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