第20話 おやじの話「キノコ」

秋の季節になると、つい思い出す話が有ります。本当かの真偽は別にして下さい。


・「山笠」

ある男がキノコ採りに出掛け、山で急な雨に会った時に頭に被っていた山笠が無い事に気付きました。

キノコ採りに夢中になり、無くなった事に気が付かなかったそうです。

急いで、周りを見渡した所 側に有った山笠に気付き、被ったのが傘の開いた松茸だったそうです。

皆さんも考えて見て下さい。店で売っている山笠は、直径30~40cmの松茸 信じられますかね?

・「毒キノコ」

ある男が、初めてキノコ採りに出掛けました。

その日はあるキノコが山の様に取れたのですが、毒キノコの判断が出来ず知人に鑑定をお願いしました。

結果は、全て毒キノコ。

男は全て近くの河原に捨てました。

それを見越していた、知人は捨てられたキノコを全て持ち帰りました。

捨てられたキノコは、全て松茸だったそうです。


遥か昔話の世界です。

ちなみに、おやじの取ったかた松茸

最大径は、20~25cmでした。

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