お世話

 不可解な事が起きた。

 殺人事件だ。

 被害者は、同じ村に住む、恋をしていた、「貴子」だった。

 やっと、警察が、来ていた理由が、分かった。

 こんな事に、なるのか?

 被害者は、意識不明の、重体だ。

 「サタン! 閻魔! お前らが、巻き込んだのか!」

 空に向かって、叫んだ。

 どうしようも、ならない。

 ここで、ようやく、自分の状況に、気が付いた。

 殺されそうに、なっている。

 悪夢で、水牛が、黒い物体に変わっている事に、気が付いた。

 これは、間違いなく「サタン」だ。

 信じられない。神話上の存在が、いたのだ。

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