武器屋に入るとたくさんの武器が売っている。

両手剣や片手剣、短剣に杖などさまざまである。

「すみません。短剣ってありますか？」

「あぁ、あるよ。どんな短剣がいい？」

「攻撃力よりも速さを意識したいかな。変異種スライムだし。」

「それならいいのがあるよ。風の魔石が入った短剣がね。

　あんたにはいつも世話になっているから今回は２０００Gで売ってやろう。」

「いいんですか！こんなに良さそうな武器なのに。」

「いいよ。勇者パーティー追放されて辛いだろう。

　そんなやつから大金を取るほど困ってないさ。」

「知ってるんですか？」

「もちろん。この街にいるやつはだいたい知っているさ。

　勇者から誘ったのに勇者から追放されたって話がね。」

「そうなんですか。気遣いありがとうございます。

　これもらいます。」

「毎度あり。気をつけな、変異種スライムでもすごく強いやつだっているからね。」

「ありがとうございました！」

武器屋を出た。

「防具はこのままでいいだろう。」

よし行くか！

次回からついにスライム討伐へ！

お楽しみに！

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