その天使 悪魔の使いか堕天使か

東雲アリス

天使の普通の生活が崩れ去る

第1話 天使は肩入れしない

「殺れないなら最初っから復讐するとか言わない方がいい。保身に走るくらいならするな。一度そいつを握ったならば最後までやるんだよ」


それが私一ノ瀬葵。職業は殺し屋、

だけど高校生。お金の為ならば悪魔でも死神でも何でもやる。


幼い頃に両親は事故にあい死んでしまい

孤児となった。孤児院ではいじめにあい一人で生きていくしかなかった。では今私は何をしてるかと言えば復讐のお手伝い。

目の前には両手両足を縛られた男がいる。こいつは常習的に女を犯しては金でその罪を揉み消してきたクズ。


「やめろ!殺さないでくれ!!金ならいくらでも出す!!だから命だけは頼む!!!」

「殺すのは私じゃない。隣のお嬢さんだから。殺されても文句言えないことをした自分を恨め。」


私は依頼者の肩を掴み囁いた。

「さて、お嬢さん。こいつはお嬢さんの妹を間接的に死に追いやり警察に賄賂を渡し犯罪を揉み消してきたクズ。さてこのクズに対する制裁は去勢か殺すか。でもこんなクズ野放しにしていいのかな?お嬢さんの妹を殺したクズをどうするかはお嬢さんが決めるんだ」

「ゥゥゥアァァァァァァァァァ」

「震えていては当たるものも当たらない冷静に放て」

「妹のかたきだぁぁぁぁぁぁ」


私は静かに離れた。

すぐに依頼者の手に持っていた黒い鉄の塊から発砲音が響き渡った。


私は死体を車に運び海へ行く。死体を処理するために


「ありがとうございました。妹も向こうで喜んでます。」

「勘違いするな。礼を言われる事をしたわけではない。このクズは確かに死んで当然かもしれんがあんたは一生殺したという重荷を背負い生きるんだ。」

「あなたは私にとって天使のような人です」

「…天使ねぇ…」

「天使はこんなことに肩入れしない。さて、ここからはあんたの払う金の話。前金は100万。これは既にもらった。お後に払うのは900万。用意ある?」

「これです。」


依頼者はコートの中から茶袋出し車から降りた私は金を確認する。


「毎度」

「この度はほんとにありがとうございました」

「事前に説明したけど、私のことは誰にも言わない事。言ったら殺しに行くから。そして2度とこのサービスが使えない事。肝に銘じな」

「えぇ。さようなら」


私は車を出した。

私は金を出せば何でもやる所謂万事屋。

私の中に受ける為のルールはある。。法で裁けないクズ。こいつらが標的になったとき私は橋渡しをする。悪魔で殺すのは利用者。そして受けられる権利は全人類たった1回のみ。

金額は全依頼1千万円。払い方は人それぞれ

だが現金しか私は認めない。

利用する方法は私を見つけること。

都市伝説化してる私を見つけるなんてほぼ不可能だがそれでも復讐したいというものの為

私はこの仕事をしてる。

ネット上の都市伝説で私はこう呼ばれている。

ワルキューレ。

クソダサいから辞めてほしいと願ってるが

一度出回れば訂正できないから諦めた。


翌日何事も無かったように学校へ行き授業を受ける。

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