二水-飛沫

 社長室に両一家集まりまして、会食と言う名の私に一方的なお叱りを受けると言うただの締め上げ大会が開幕したのである

 まぁ謝罪とその他諸々有ったのだが…

 今回の主犯である××君がこの中で一番謝った

 何でも、社長に成るなら運命の相手を云々言われた

 そういうことで手早く会社をよくしたいの一心の上私に近付いたのだと

 親も魂胆は分かっていたらしく、なんなら金で動いたそう

 どこまでいっても両親は腐ってる

 私の幼い頃ですら、育児放棄で餓死寸前だったのをなんとか耐えきった

 不幸中の幸い親が暴力を奮わなかったことだ

 そして、高校卒業後ここに夢の無い就職

 社長との面識どころか、アパートも社長がもて余していると言う一室を借りてるのだからほぼ父親同然だ

 しかし、今日は違った

 私が両親に歯向かったからだ

 その承認として、社長御一行との話し合いも言い訳にしたのだ

 やっと今日で縁を切れた


 親が消えた後にやっと本題だ

 「今回は私の一言で動いていただきありがとうございます」

 「楽にしてくれて結構だよ○○君」

 「分かりました…それでは本題の××様についてです」

 「敬語も外す」

 「しかし、…」

 「社長命令」

 「はい、それじゃなんでこんな風に成ったのか教えてよ社長」

 「うんうん、それで良いよ○○君

君は今年二十歳に成ったばかりなのだから」

 「「…え!?、本当に?」」

 「本当だよ××君、奥様」

 「…親父、俺が26なの言わなかったのか?」

 「え~、だって面倒なんだも~ん」

 「貴方、それをやるのはちょっと…///」

 「何はともあれ、これは私からのお願いでもあるんだよ○○君

普通に考えて、君こんな言い物件なか無かないよ」

 「人を物件扱いするな💢」

 「…」

 「第一、君はもっと大人の女性だとてっきり」

 「悪い?グレて無いだけかなりマシだと思うけど

それとも?大人の女性が好みなら違う人あたったら?」

 「辛辣ね~」

 「奥様、これは…申し訳ないです」

 「良いのよ、これは家のバカ息子と可愛い夫が悪いんだから」

 なんか、もうつかれてきた…

 ドサッ

 「「「○○ちゃん!?」」」

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