第9話バカな教師

高校2年生の時の英語の教師は、26歳の臨時職員だった。教え方が下手で、2年生の時の英語の授業は余り聞かずに独学で勉強していた。

特進クラスの人間のノートを写していた。

いつも、話しは聞いていないが、たまたま話しを聞くとベトナム戦争はアメリカが大量の物量で勝った!と抜かしやがった。

僕は昼休み、その馬鹿教師の元へ行き、

「ベトナム戦争は冷戦の代理戦争だから、ベトナムがジャングルから道を作り武器を援助してもらって、アメリカは撤退しベトナムが勝ったんですよ」

と、言うと馬鹿は顔を赤くして、

「本当だろうな?今から、社会科の先生のところに一緒に行くぞ」

と、言って社会科職員室へ行くと、先生達は僕と同じ説明をした。


すると、馬鹿教師は顔を真っ赤にして、「分かったな?羽弦!」

と、言い残しその場を去った。

社会科の先生達に、この事を説明すると、

「やはり、臨時職員はレベルが低いな」

と、語っていた。

この馬鹿教師は1年で辞めた。福祉施設の職員になったようだ。

自分のミスを生徒に擦り付ける最悪の、馬鹿教師だった。

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2024年9月20日 09:00

前略、ぶん殴ってやりたいあなたへ 羽弦トリス @September-0919

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