第10話 踏み切れない
ラインをするとすぐに丹田が迎えにきた
目を閉じていろと言われてつむるとピュッと動く気配がしてすぐ
「もういいよ。はい。懐かしの魔王城」
と言われる
本当に魔王城のホールだ
あの時は禍々しく恐ろしく感じた装飾はそのままなのに今は荘厳で素敵に見える
とにかく話をしたくてと伝えると、奥の方の生活域に案内される
中は高級なホテルみたいな廊下で、禍々しさなんて全くない。
一室に通されると、ゆっくりしてとふかふかのソファに座らされる
丹田も魔王城での魔物化は風なし安全らしくカタン姿でくつろいでいる
紅茶がディズニーのアレみたいに勝手にコップとポットが浮いてやってきて注がれた
わあすごい
いっぱい話をした、悩んでいる事丹田を好きな事他にもいっぱい話をしているうちにいつの間にか隣に座ってくっついて…幸せだけど、でも…
「まだ、魔物化に踏み切れなくてゴメン」
「炎熱が死ぬまでに決めてよ。どうせ融合したら20歳の身体に戻るよ 」
そうなのか!?びっくりだ
ソッと近づいて耳元で
「でもね、大好きよ?」
と伝える。イーリアーさんに教えてもらった。ちょっと照れる
「ん。今はそれでいい」
って返ってくる。
本当は、愛してる。融合するって言ったら喜ぶんだろうけど…
どうして踏み切れないんだろう
イーリアーさんにまた話を聞いて貰おうかなぁ…
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