第11話この弁当屋は止めろ

 はい。前回の続きです。タイトルから不買運動バリバリですね。喧嘩売ってますね…


 ですがこれは私の実体験であります。


 例えば22時以降の深夜帯では店内の掃除もしなければならず…


 ろくに手も洗わず調理や盛り付けをしていたりするので、店員の「当たり」が悪いと、文字通り弁当に「当たって」しまうのだ。


 私は弁当屋で働く前に新聞配達業務についていた。

 眠らないで業務に臨む時は24時間営業の弁当屋は有り難く、唐揚げ等を買っていた。

 唐揚げを夜食に食べて数時間経ってから新聞配達業務についたのだが、途端に腹部に激痛が…

 そうなのだ。「当たって」しまったのだ。もう下痢が止まらない。更にたちが悪かったのか数日間下痢が引かず、食事も摂れずに休暇も取れず仕事をする羽目になり、数日間で数キロ痩せた。

 

 そんな弁当屋だが、働く場所も無かった私は新聞配達を卒業して暫くしてから弁当屋で店員なぞやっている。

 時折忘れた頃に本部から衛生管理の人員が来る。

 彼等は手洗いした我々の手を綿棒等でこそぎ、培養して「病原菌」が居ないかチェックする。

 そして恐ろしい事に「深夜帯勤務」のサルモネラ菌等の検出率が異常であり、消毒が徹底されました。コロナ前から手袋やアルコール消毒が当たり前の業種でしたが…私が深夜帯の唐揚げで「当たった」のはこれのせいか…と合点がいったものだ。


 更に主婦達も自由奔放だ。夕方人が飛ぼうが「家庭」を人質に「帰る」のである。

 故に夕方勤務はヘルプも入らずにピンでの仕事になる。

 更には「置き引き」も横行していた。

 休憩室に貴重品を置いておこうものなら財布から幾らか抜かれていたりもする。

 新聞配達奴隷制度を述べさせて貰ったが、今回は弁当屋人でなし説を述べたい。

 それに耐えきれなくなった人が警察に通報したのだが「主婦店長」は通報者にキレた。

 理由は事件で警察が来ると外聞が良くないと言うのと、事件になると犯人である店員を「解雇」せねばならず、人手が足りなくなるという身勝手なもの。

 自分が安楽に過ごす為なら犯罪者さえも見逃す体質。


 それが顕著に現れたのが、「深夜帯連続弁当屋強盗事件」である。


 深夜帯のフリーターが飛びやすいと述べた。すると一人で勤務する事になる。二人飛んだら私の様な夕方勤務が割りを食い残業させられている。


 そんな特殊な事情を元々の辞めた店員が知らない訳が無い。

 元店員が「強盗に」ジョブチェンジしたのだ。

 そんな事があってから一時的に早朝4時に店仕舞する事が許可されたのだ。

 それでも後手後手に回る。

 何故これ程強盗事件が横行したかと言うと、「ヘルプ制度」があったからと言いたい。

 ヘルプ制度とは、自分の所属店舗以外の人手の足りていない店舗に「出向」させられる制度である。

 社員から電話がかかって来て、「〇〇店舗人居ないから回って」と身勝手な指示が飛ぶ。そうすると自分の所属店舗以外の手薄な時間やお金の管理もする事になり、内情に詳しくなる。真面目に従えば従うほど内情が分かってくる。

 何とも皮肉な話だ。

 犯人は捕まった。犯人は外国籍だった為に弁当屋から「脅されて」いた。


「キミ、うち辞めたらすぐには仕事見つからないよ?」

 そう言われていた。最早ヤクザである。そうやって奴隷外国籍を抱えて手薄な店舗に配置する。

 彼らも被害者なのだ。


 私とよく深夜帯が被った外国籍の店員さんは真面目だった。

 深夜帯ピンでの仕事で、やはり「内情を知っている客」に金を脅し取られた。

 それで「責任を取れ」と迫られて一度退職した。


 だがその上司も「腐っていた」


「キミ、どうせすぐには決まらないだろうから3ヶ月経ったら雇い直してやるよ」


 そう言い捨てられてクビになった。

 彼には責任等は無いし、そんな足元を見る人間とは働きたくないのが本音。

 だが彼は戻ってきた。仕事が見つからなかったからである。


 どうだろうか?人でなしである。

 彼はそれでも優しかった。


「貴方の気持ち分るよ」

 そう言って私の立場をおもんばかってくれた唯一人の理解者だった。


 私がその弁当屋を辞めたのには理由がある。

 深夜帯の不正タイムカード事件と悪質クレーマーのストーカーが原因だった。

 悪質クレーマーは私がピンの時に現れて、店で騒ぎ業務を混乱させた。

 だがお偉い社員さんは「自分で裁判起こせば?」で終わりである。如何に自分が楽できるかしか考えていない。


 深夜帯の不正もそうだ。

 私は一方的に「クビ宣告」を受けた。

 理由は「主婦店長」が夕方勤務より深夜帯を優遇した為だ。


「あんたみたいに綺麗事言ってたら商売にならないの」

 呆れ果てた。自分達の利権にしか興味がない。



 重ねて言わせてもらいたい。


 あの弁当屋は駄目だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る