ガラス玉
石川絢麻
登場人物紹介
斎賀ハルカ…本作の主人公。高校2年生の16歳の少女。成績は平均、見た目も平均、特に目立った物はなく平凡な自分を気にしている。部活は帰宅部。暇な時間は海を眺めたり、山道を登ること。家と家族があんまり好きじゃない。いつからか自殺願望を抱くようになっていた。ツバサのことは心友だと思っているが、よく周りに付き合っていると勘違いされる。天真爛漫でみんなから愛される妹、アオイに劣等感を抱いている。何となく伸ばしていた髪を邪魔に感じ、学校のない休日でも1つにまとめてポニーテール。
黒井ツバサ…ハルカとクラスメートで同級生の17歳の青年。ハルカのことを常に気にかけているが、ハルカの苦悩や自殺願望に気付くことが出来なかった。そのことをとても気にしている。ハルカのことを好きなのだが、ハルカとどうこうなりたいとは思っていない。実は出生地は島ではなく東京、中学3年生の年度途中で東京から島に移住した。シティーボーイの雰囲気を持ち合わせているからか、島の女子たちにモテる。東京にいたせいか頭が良いので、学校の成績は常に学年1位。東京にいた頃からやっているテニスを島でも部活として続けているが、思うような成績を出せておらず、苦悩している。
アオイ…ハルカの妹。小学1年生、7歳。天真爛漫、持ち前の愛嬌で周りの人たちから愛されている。悩みはないかと聞くと、自信満々にないと返ってくるような超ポジティブ幼女。最近は好きな子が出来たようで、恋のお悩みはあるらしいが。キラキラしたものが好き。ツバサのことは憧れのお兄ちゃんとして見ているが、ハルカの将来のお相手だと思っているので好きな子にはカウントされない模様。
島の神様…風を司っている。ある日この島に降り立ち、住んでいた人間たちに多種多様な色を纏った透明な円い玉を授けたとされている。島の動植物の生死を見守っているとされ、島の信仰対象。その割には祀られている神社を知る者はほとんどおらず、謎の多い神様。だが、その神様にハルカは助けられて?
狗田さん…数年前に島に移住してきて、学校の図書室の司書になりたいと言ってなった謎多き人。男性を惹きつける妖艶な雰囲気を纏う中年の女性だが、実はその謎の多さには理由があって?
古賀さん…島の図書館をボランティアで管理している図書館の管理人のおじいちゃん。最近は島のお年寄りも減ってきているせいか、図書館に足を運ぶ人が少ないことを寂しく思っている。好きな本のジャンルはエッセイで、同じような年代の人が書いた日常ののんびりとしたエッセイが好き。穏やかな性格で、島の子供のことを自分の孫のように思っているところがある。
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