第26話Immersive/Pinnacle
“Immediately, a contrast change.”
傷つかれないほど強力な奴なのか?それとも、何もできないほど脆弱な味方なのか?どちらにせよ、戦わせる判断が心外な間違いだった。
休憩と言う時間でさえできないほどに、あまりにも力の格差の故に、奴の優勢が今はっきりとなっている。最強の4人なのに、奴の今回の姿にとっては無意味。
負けているくせに、頑固で戦い続けると言っている。守られるものもないくせに、成し遂げられるものもないくせに、みんながまだ奴を必死に倒そうとしている。
植物やその他を作って操る技、自分と味方の能力などを強化する能力、音を立てずに刹那の暗殺者、そして何国でも欲しがっている空軍を指揮するもの。共働にできて、まさに強敵な力となった。
それでも、結局鼻高々な神の前では何のダメージを与えやしない。奴はまだその不均衡な戦いを遊びにしている。
努力の全てを、その攻撃が当てようとしている間に、一人一人が短時間で落ちていく。これは前の反逆からの影響じゃない、ただ今の敵は未知なる次元を超えるものだ。
自分を研いで、倒れた味方に止めが刺せないように、必ず避けられて耐えられる襲撃を奴に。予想通りに、もう効果のない技だけど、落とす命がないと共に、奴の強さも確認できてよかった。
奴は前の姿であった自分を遥かに超えた。技を強化していても、変化はない。敗北の状況とは言えないけど、これまで強化できるとは異常なことだと思っている。
この戦いのインパクトが強すぎるかもしれない。どこまで感じられるのは知らなくても、見える全てが崩れて、大地まで揺れているから、影響が連中にも感じられるはず。
それを見て知って、悩ませることが急に頭に浮かべている。私の力と、連中の力の格差がそんなに大きすぎるものなのか?
死人協会で私が最強であるのは当然だとよく言われていても、このままならもっと強い敵が来たら、何もできない同然じゃないか?
嫌悪神を名乗っている敵が本当の神であれば、少しでもその格差がまだ許せるものである。だけど、同時に神であるのは本当ならば、他の神もここへ来ないのか?
不等な世界だから、死人の力の差異も不等になっている。単純な観念だけど、本当であれば、それによるあるもの全てが解けないほどの問題になってしまう。
こんな格差の故に、反逆者が猛然と反乱していたに決まっている。彼らを理解できるものもなく、彼らの状態を認識するものもなく、特に私。
変わられる現状なのか?大事なことに悩ませる頃はずっと予想されない頃、ずっと最も悪い時間だ。
それを後にして、頼もしい誰かに聞かなきゃできないから。だけど、その前に、みんなに伝えなければならないこともある。失敗したものの心底からの謝罪だ。
新しい決意を掴めて、イェリンが目を開けた。直後、近づいているストロンチウムが変わっていることを感じている。
今、イェリンの身体が触られないほどに、極々熱くなっていく。防衛でありながら、それを攻撃として利用して、思えない灼熱を与える。
連撃の後、痛みを耐えているストロンチウムが異常な温度変化を感じて、全身に刻まれた熱々の火傷が凍り付く氷となっている。
動けるとしても、あまりにも減速されている。その上に、燃えている痛みと凍り付く痛みが同時に徐々と酷くなっていく。
最初は完璧な攻撃だったが、ストロンチウムは結局そこから放れて、より強い力でイェリンに向かって、地面を壊すほどの跡を作っていく。
怒っているストロンチウムの知らないことは、その戦い方が時間稼ぎの策戦に過ぎなかった。だから、その後で来ることを期待するのもできなかった。
灯りが壊れたから暗闇に染める夜、誰もが何も見えない夜である。だが、数秒の間はあの暗闇も眩しい光となって、人の目も開けられないほどに。
連中はただ一時的に目を開けないが、ストロンチウムだけが燃えている感覚を感じて、嫌悪神の絶望な叫びが大きく聞こえている。
それがやがて終わりになっても、驚愕として追撃がストロンチウムを包み、奴を少しずつ飲み込み、終われば多彩の爆発となる。
奴はもう動けなさそうだけど、慈悲を見せたくないから、もう一度壊れたその体を撃った。その向こうにある全てが滅亡されても、奴が二度と立てられないならいい。
非常にオマを尽くして、生命力を切れる攻撃だった。残念で、まだ他の敵がいる。今すぐ戻って、自由に休めたらいいのにな……。
「——この姿を倒しておめでとう。ですが、遊びがそこまでですよ。真の絶望を今更見せましょうか!」
あの化け物、一体何回まで強化できるのか?4回目の姿だ。今の銀色の鎧を装備するような姿の後、まだ強くなれるのか?そして、この姿は一体何だ?前の強化より、倍々と強化できたじゃないか?
「今、正直に教えますよ。これが私の本当の姿と力です。この後は他の驚きはないですよ。そして、この姿が前の姿に比べたら、天と地の差だ!」
——見えない攻撃は凄い速度を見せたものだ。いつの間にか簡単に心臓を刺した。こんなことは全然思わなかった……。
「ったく、限界の知らない生き物ばっかりですね。今なら誰ですか?後ろで私の頭を狙う愚かなものは。」
“To best someone is to aware of surprises.”
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます