死人邪道
第24話Annihilation/Magnificent
“The fate of the world decided by a devious god.”
神を名乗る存在者、折悪しく知らない間に血みどろな戦場に登場した。人間への憎しみを抱え、ストロンチウムは宣戦布告を。
圧倒的存在感を放ちながら、オマのようなものは全然感じられない。真新しい力の格差に遭い、死人たちが知らない化け物に囲まれながら、襲撃の瞬間を待っている。
したり顔、それでストロンチウムは宣戦布告を終えた。頂点に立ちながら、奴は曖昧な意志で死人たちを見下ろして、そして目を閉じて後ろに振り向ける。
嫌悪神は目を閉じたまま、煌々たる閃光が死人たちを一旦盲目にされている。眩しすぎて、前にいるものも全く気づかれない。
直後、ヴァーゲと共に、一体の代行者が現れた。全身がガラスのようで、通している光を射している。四方に赤い目だらけの翼を持ち、羽ばたかせずに空気に浮いている。
12体のヴァーゲよりも高く大きく、実は奴らを朗々たる鳴りで指揮している。その上で、代行者を指揮しているものは、代行者の上に立っている。
奴はセレスタイン、前に死亡したストロンチアナイトの他に、ストロンチウムの部下である。代行者が奴に預かれて、代行者の名前はアロイ。
かてて加えて、既に問題とされた化け物たちが段々近づいている。与えられた情報のないままに、抜ける術がまだ誰もが持っていない。それは今考えられることである。
積み重ねたメールの中に見落とされたのは一つとても大事なもの。それは村山誠志郎からの追加情報であった。屍者とされた別の生き物は神の兵士のよう、単純には信奉者と呼ばれている。
神の力で直接に恵まれて、関連の神の力の欠片を持っている。ストロンチウムの能力が知られない限り、奴らの力も謎のままである。
恐怖が足止めになった。死人たちがみんなそう見られても、一人がもう一度高らかな叫びを叫んで、死人たちの心に残る恐怖が消えていくように。
二枚の刃で、ヴィクターは敵の群れに進撃している。少し時間がかけても、迷っていた死人たちが次々と避けられた戦いに。
敵は信奉者だけじゃない、ヴァーゲと代行者も同時に邪魔している。地面を振るえながら、強い爆発を撃ったり、進撃して乱暴したり、奴らは完全破壊を目指している。
それでも、死人たちの勇気が簡単に揺れられないものになってきた。数を分かて、全ての敵を一緒に倒そうとしている。
前に敵であったものと協力して、番犬とその他も一緒に戦っている。痒くもない刃の攻撃から、放火を残す空軍の能力までも、多様な能力が公敵を潰そうとしている。
混乱を超越した戦いが後ろにあっても、嫌悪神が少しずつそこから離れていて、全ての責任をセレスタインに預けている。
「戦いはそこにありますのに、何故戦わない私を邪魔していますかね?」
「あんただって、そこに戦いがあるのに何故逃げてるの?怖いか?まさか、本当は部下よりも弱い?」
別の場所で、イェリンがストロンチウムに挑発して挑戦している。誰もが誰も連れずに、そこにいるのは二つの存在者しかいない。
双方が惑いのないままに、見下ろす目をするような、戦う前に睨み合い、退屈な話し合いをしている。
「私の兵器を倒せないと、私に勝ってはしませんよ。」
「逆に、あんたを今すぐに倒せたら、奴らはきっと諦めるでしょう。ここにいるのは近道を探すためだよ。」
スリルの感じがとてもいいね、本当にこの感じがなければ俺は生きられない、死ぬ同然だ。凄すぎるこの日々が、歴史に刻まれる日々になるだろう。
みんなの恐怖は少しずつ癒されて、強くなる間に敵を倒し続けている。その上で、前に伝えたいメッセージも既に奴らに届けられた。
これじゃ、平和な世界なんてもう夢の話じゃない。俺たちの手が結び合えたことで、敵がどんなに強くてもきっと滅亡できる。
だから、俺はまだこの世界を信じ続けたいんだ。仮令変わりのない日々になっても、やってみれば、望んでいる改革がきっと来る。それは戦う人への報いなのだ。
さって、残られる問題はあの怪獣を倒せる方法だ。どう倒せるのかなと、それを考える時間もなく、奴らは攻撃し続けている。
番犬の強烈な能力もあまり効かなさそうだ。このままじゃ、連中の勢いもやがて消えてしまうだろう。俺の能力を試す、それしかできないんだ。
——ちくしょう、まだあの閃光が……
耳が痛くなるほど、奴らの声が煩すぎる。視界だけじゃなく、このまま聴覚もなくなってしまう。誰かがこの音を止めてくれたらいい。
——あれ、止めた?
代行者が落ちて、震度の高い地震も短い間に。原因は撃たれた光線、一体のヴァーゲを絶命した光線だった。
向こう側で眩しい光が見えて、白いや銀色の光である。黄緑の星屑が消えたら、偉大な存在が見えている。あれはカンカミ・ヴァンガードである。
“Being fearful for something unknown.”
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