Season10:統合失調症(本物)になると、起こること。(雑記ブログ)(とうおこ)

井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー

2024/09の記事

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【論考:人生】受験勉強を頑張っても人生の選択肢を増やすことはできません。人生の選択肢が増えるかどうかは、若いうちから如何に自由にお金を使えるかに限ります。

──『君が望むのならば君の力になる(キミノカゼニナル)』──

☆☆☆


 2024年9月11日(水)。21時32分。


 こんにちは。井上和音です。今日は休みでした。Season10もよろしくお願いします。


 本題から入りますと、よく「学校で勉強する理由は将来の選択肢を増やすため」という意見をよく耳にします。あれ嘘です。勉強を我慢して頑張ったところで将来の人生の選択肢は増えません。


 じゃあ何で勉強させられているのと言われたら、盲目的に勉強とは素晴らしいもので、貧しい国では勉強もできずに働かせられている子供もいるのだからありがたく勉強しなさいと、教師が教育委員会から徹底的に洗脳されていて、それをそのまま黒板の前で話しているからです。


 選択肢を増やす本当の要因は、自分が若いうちからどれくらいのお金を自由に使わせてもらえるか。その一言に尽きます。


 大半の親ってお金を持っていないのですね。1000万とか2000万とか子どもに投資できるだけのお金を持っている親なんてほんの一握りです。それで、若いうちから成功しているような、天才と呼ばれるような子どもたちは、大して天才ではなくて、ただ親が我が子に莫大な投資をして、それが若いという付加価値と共に、投資が成功した例にすぎないのです。


 例えば、具体例をあげますと。個人名は避けますが、中学生時代に両親がガンで亡くなった方がいます。ある有名人で、若いうちから年収2400万円とか貰っていてインターネットでは有名なあの人です。誰でしょうね。


 その方は、中学生時代に両親がガンで亡くなって、一人っ子だったので、親から1500万円近くの莫大な保険金と相続が転がり込んできます。そのお金を使って、自分のやりたいように生活をして、どうしたらお金持ちになれるかを考えて、その資金力で大学の授業料も払って、全て自分で選択できるという人生を歩んでいました。


 はっきり言ってこういう方は成功して当たり前なのですね。大半の親は1000万も子どもに費やすことなんてしませんし、子どもが進みたいと願う進路に反対、もしくは否定をして、親の30年くらい前で止まっている価値観で子どもの進路を決めようとします。それで、限られたお金の中で、自分で選ぶことも出来ずに、しょーもない予備校の授業とか受けて、我慢して大学に進学したあとも、しょーもない教授の講義を受けて、何も自分で選べないまま社会人になって、生活していくのがやっとの給料と、一日8時間働いて、通勤時間なんて入れたら10時間くらいは時間は奪われて、家に帰ったら家事をしてまた寝て仕事に行きます。その数年後には200万か300万くらい貯金が貯まっていたら良い方で、その貯金額の下で合コンとか婚活とか流行りにのかって、出遅れまいと自分のことしか考えずに結婚して、子どもが生まれて、自分が親からされた抑圧された教育を、貯金が無いのでその子どもにも同じように繰り返して、その家系からは成功した人材は一切出ないまま、抑圧された教育のスパイラルを行っていくだけになります。


 世の中って残酷ですね。結局色々なことを忘れて自分のことしか考えていないのに、子どもに対しては、自分が貯めた貯金を切り崩して教育費を賄っているため、子どもに抑圧的になり、子どもがしたいこともさせずに塾に入れさせて、それで成績が振るわなかったら高卒で働かせて、子どもに何の投資もさせないまま、また次の子どもが生まれてくる。


 子どもの言うことに耳を傾けましょう。結婚する前からちゃんと貯金をしましょう。自分が気持ち良ければそれで良いという大人の甘ったれた考えを捨てて、子どものために我慢が出来る大人に成りましょう。


 逆に、これを読んでいる子ども、未成年がいるとしたら、親の言うことなど大半が時代遅れで話にならない親ならさっさと親元から離れる計画を立てるべきです。それのいい方法の一つが県外の学校に受験に行くことです。勉強で一人暮らしなら許す親も多いと思われるので、とにかく親元から離れて、お金をどうにか工面して、早く自分の人生を生きられるようにしましょう。しかし、これを実現しようとしても、ただの大卒で新入社員になって、そこからようやく自己投資ができるようになるのが大半の人の人生なのですが。


 小学校からバルセロナFCに入門しているサッカー選手への投資に、部活動しか経験のない田舎の子どもがサッカーで勝てるわけがないのですね。フィギュアスケートで中学生から外国人コーチと共に投資されているあの方に、大学からフィギュアを始めた子どもが勝てるわけがないのですね。でもよくあることは、そうやって幼い頃から自分の思い通りに人生を歩んできた人は、競技を引退した後に実は全く大人に成り切れていなかったという事例は数多く見られますが。


 言いたいことは言ったので、今日のNHKの番組ステータスを見ての感想をXから引用して終わりにします。私は追々にして自分のXから引用することがあります。Xもフォローしてくれたら嬉しいです。


 X。


☆☆☆


 「NHKのステータスを見てて

 「自分にたとえヴァイオリンの才能があったとしても触れたこともないので、生まれた環境によって人生は既に限定される」と言って「俺たちには関係のない世界の話を見るためにテレビがあるんだ」と言われた。

 その後、「この番組を見る暇もなく漁船で働いている人もいる。そういう人たちはそもそもの、家業を受け継ぐという選択しかないので、人間は生まれた環境でほぼ決まる。選択肢が無い時点で世の中は不平等だ」と、サルトルの実存哲学を議論したかったけれど、「みんな選んで漁船に乗っているんだ。お前の主張は普通じゃない。みんなの前でそんなこと言うなよ」と言われた。

 考えるのを恐らく拒否した。

 この世は平等ではない。幸せとは選択肢の多寡に依存すると定義しているので、生まれた環境によって人の幸不幸は決まると、その続きを言いたかったが恐らく理解されないであろうから、言うことなく食卓から離れた。」


 「ステータスで面白かった1つが、ストラディヴァリウスは2009年時点では5億円だったのに対して、2024年現在では20億の価値に跳ね上がっていることだ。

 当たり前だけど、15年間でストラディヴァリウスの性能が良くなったとかそんな馬鹿な話があるわけではなく、世間の認知度が広まっていくと、全く同じものが15年で5億円から20億円になることだ。

 これから先ストラディヴァリウスが特に価値はないということで1億円に落ちたって、ストラディヴァリウスの本体自体は何一つ変わらない。人間の、特に金持ちの感覚ひとつで、人間が一生暮らせるくらいの付加価値という幻想が作られるのは、非常に滑稽で、市場主義経済の馬鹿らしさと、人間の愚かさが凝縮されたいい例がストラディヴァリウスの価値に表れていると思う。」


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