異世界トレカコレクター!~カードを「プレイ」してたら俺以外が要塞になっていた~
Sieg/ジーク
1話 転生ではなく転移
俺の名前は、
高校生卒業後は地元の食品製造会社に就職したが、残業が多く気付いたときにはぶっ倒れていた。
それ以降は病院で暮らしていた。
そんな俺の唯一の楽しみが家族がたまに買ってきてくれるトレーディングカードを集めて病室に飾っておくことだ。
体力が回復すれば、退院できると言われたが回復することはなく俺は亡くなってしまった。
性別 男性。享年 35歳。身長170cm。
そして現在、神様と対面している。
「あれ?俺死んだはずじゃ?」
「そうだ。だが、君が望めば生き返らせることもできるのだ。」
「そんなことできるんですか!?」
「あぁ、だが元いた世界ではなく異世界に転移させることになるが。」
「いえ、それでいいです!ありがとうございます!」
「礼はいらんぞ。私は死んでしまった魂と肉体を再構築して、生き返らせることが仕事なのでな。」
「なるほど。それで、その世界で何かしなければいけないことはありますか?」
「いや、好きに生きてくれ。特に使命もないのでな。
そうだ。異世界に転移するときに何個か願いを叶えてやる義務もあるのだ。」
「願い、ですか。」
「なんでもよいぞ」
「じゃあ、疲れない体がほしいです。」
「疲れない体?なるほどわかった。色々サービスして状態異常にかからない体を授けよう。......他にはあるか?」
「他ですか。....うーん。出来れば草原のようなところに転移お願いします」
「ふむ。他にはあるか?何かやりたいこととか。」
「え?まだいいんですか?」
「いいから」
「じゃあトレーディングカードコレクターになりたいです!俺、病室での楽しみがカードを集めてコレクターすることだったんですが。」
「.....ふむ」
「ムリですかね?」
「いや、できることはできるのだが。
カード、カードか。よしわかった。」
「君に特殊スキル「トレカ召喚」を授けよう。」
「これは?」
「これは、採掘など一定の行動をするとポイントが貯まっていき、そのポイントを消費して召喚カードを入手できる。カードには多くの種類があり収集要素になっている。その他の詳しいことを知りたいときは、この説明書を読むといい。」
「わざわざ、ありがとうございます!」
「では、転移を開始する。良き人生を歩みなさい。」
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