先輩と後輩は両片思い

Sky City

Scene1 後輩と部室でダラダラ

// SE: 扉が開く音


気だるげに

「先輩、おつかれ〜っす」


// SE: 歩く音 終了

//距離: 右側 少し離れて


「今日も今日とて退屈でした」


//呆れるように

「もっとこう、楽しいこととか面白いことはこの世界にはないんですか............」


//さらに呆れて

「世界はそんなもんって、夢がないですねぇ〜夢が」


//少し元気に、そしていじるように

「あ、そうだ。先輩、面白いことしてください」


//生き生きと

「そうです。今すぐです。さぁさぁ、可愛い後輩のお願いですよぉ〜」


//呆れながら

「無茶って。はぁ、これだから先輩はモテないんですよ」


//元気よく

「さぁ!可及的速やかに面白いことをするか、面白いエピソードを話してください」


(できるか と言いながら軽く頭を叩く)

//痛くないけど痛がるように

「いったぁ〜美少女を叩きましたよこの先輩!」


//訝しむように

「真の男女平等主義〜??」


//からかうように

「先輩が私を本気で叩けるわけないじゃないですか〜」


//少し照れながら

「おう、そうだなって.........そんな即答しますか?普通?そうゆうとこですよ」


//少し間を置いて

//ジト目で淡々と

「先輩がイケメン??寝言は寝て言ってください。先輩がイケメンならこの世界の全ての男性はイケメンです」


//少し慌てて

「あ、そんな、拗ねないでください〜」


//少し照れながら

「まぁ、世間一般的に言えばかっこいい方なんじゃないんですか?」


(どこが? と食い気味に後輩へ近づく)

//距離: 正面 近く

//照れながら

「な!?ち、近い!近いです!言う、言いますからぁ!離れてください!」


//距離: 正面 少し離れて

//少し間を置いて

「優しいところとか、面倒見がいいところとか」


//段々と照れながら

「嫌な顔しないで私に構ってくれますし。悩み事とかにも本気で相談に..............うぅ、いつまで続ければいいですか?」


//本気で照れながら

「な、なな、かわ、可愛い?え?どうしました?頭でも打ちましたか?」


//照れながら困惑する

「へぇぁ、ホントのことって.............」


//照れ隠しをするように

「やっと先輩にも私の可愛いさが分かりましたか。そうでしょうそうでしょう。可愛いでしょう」


//先輩が笑いを堪えるのを見て恥ずかしがりながら

「か、からかいましたね!乙女の純情を弄んで!最低です!!」


//不満気に

「嘘は言ってない??信じられませんよ〜だ」


//疑うように

「だって先輩ですよ?今の今までそんな事ひとっことも言わなかったじゃないですか?」


//照れてる先輩を見て呆れながら

「たまには言ってやらんこともないって。はぁ〜、いつも通り素直になれないだけなんですね。はいはい分かりましたよぉ〜」


//淡々と

「全く、先輩はもう少し素直になった方がいいです。その方が絶対モテますって」


//ジト目で淡々と

「そうゆうのはモテてから言ってください」


//少し間を置いて

「それで、今日の部活は何をするんですか?」


//だらける先輩を見ながら

「いつも通りって。今日もダラダラするだけですか?」


「そうだよって............廃部寸前とはいえ活動実績は挙げなきゃいけないんですよ〜」


//楽しそうに

「それに楽しそうじゃないですか?」


//少し怒るように

「面倒いって。そんな事言ってもダメで〜す。さっきからかった罰として手伝って貰います〜」


//少し間を置いて

//距離: 正面 少し離れて

//唸るように

「やれる事が少ない」


//淡々と

「先輩、ここってほんとに廃部寸前なんですね。部費も貰えないとか、マジで言ってます?」


//若干ひきつりながら

「マジなんですか.............で、面白いこととかはないんです?」


//若干引きながら

「わ、私の観察記録.............?流石の私もドン引きですよ?」


//少し照れながら

「か、可愛いって。またそんな事言って!ダメなものはダメです!」


//小声で

「先輩以外に見られたくありませんし」


//慌てて

「何か言ったかって?な、なんでもないですよ」


//誤魔化すように

「それより、私の案を聞いてください」


//テンション高めで

「私は自作小説とかいいと思うんですよ!どうですか?いいと思いませんか?」


//呆れながら

「じゃあそれでって。軽いですねぇ〜もっとシャキッとしましょシャキッと。シャキッとすればそれなりなんですから」


(シャキッとしたら溢れるだろ?)


「シャキッとしたら何が溢れるんですか?」


(カリスマ性)


//小馬鹿にするように

「カリスマ性って。いやぁ〜どこですか〜カリスマ性がある人、見えませんねぇ〜」


//驚いて

「急に真剣にこっちを見て、な、なんですか?」


//少し焦って

「お、怒ったんですか?」


(怒ってないことを伝える)


//少し間を開ける

//安心したように

「怒ってないならいいんです」


「でも急に見つめてきてどうしたんですか?」


//少し照れながら

「み、見惚れてたって?先輩、ホントに今日はどうしたんですか?」


(いつも通りだぞ)


//物申すように

「ぜ、全然いつも通りじゃありません!」


//照れながら

「素直になれとは言いましたが、急に素直になられても心の準備が............」


//照れながら

「俺がお前を本気で可愛いって思ってるって証明できたでしょ?.................え、あ、その.................」


//本気で照れながら

「お仕置ねって、私が嘘って言ったからですか?あ、う、いや、その...........」


//ガチで照れながら

「可愛っ!?も、もう今日は帰ります!!お疲れ様でした!!」


//SE: 扉が開ける音

//SE: 走る音


//ボソッと

「先輩のバカぁ................」

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