みんながみんなのことを好きで、
佐伯 安奈
1. 三枝和子『都市 その昏い部分』(1972年6月)「T市・雪による終焉」より
ロビィの隣は喫茶・食堂で、入口に大きな硝子ケースが置いてあり、値段を明示した模型の食品が陳列されてある。ロビィの立派な椅子と、食品の陳列ケースの取り合せがアンバランスなのに彼が目を留めていると・・・生ぬるい珈琲が運ばれて来た。彼はロビィで待たされていた。ロビィといっても廊下の突きあたりに椅子とテーブルを並べただけの、側には食品模型の陳列棚もあるような、いわば殺風景な待合室で・・・。
(255ページ~259ページ)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます