雪解けと ミルク冷めたの 君のせい
油そば10号
第1話 プロローグ
「うん、じゃあまた明日。」
いつも通り登校し、いつも通り授業を受け、いつも通り帰宅する。
中学生になってから、
友人と他愛もない話をするだけで、特出した出来事も無い。
この私、
◇深夜◇
習慣、というより義務になっていたFPSゲームの試合が終わると、スマホから1回の通知音が聞こえた
すめし『フヅキさんやっぱり強いねぇ。』
さっきの試合の最後、1体1のタイマン勝負となった時に戦ったプレイヤー、【すめし】さんからだ。
この人とは前からネット上で付き合いのある、いわゆるネッ友だ。
you『決まった事を繰り返すだけなので意外と簡単ですよ。』
すめし『決まった事を繰り返すだけ………?
やっぱりセンスの差か……』
you『?』
雪は、中学1年の夏休みに友人に誘われ、ゲームを初めた。
始めて数日で誘った友人の実力を追い越し、「実力磨いて待ってろよぉ!!!絶対追いついてやるからぁ!!!」と言われ、辞めるに辞めれないようになってしまった。
趣味も楽しみも何も無かった雪にとって、何もしない時間は多くあった。
空いた時間はゲームをし、他は少しの勉強と学校。
そんな毎日を送っていた。
you『では私はそろそろ。』
すめし『はーい。おやすみなさーい。』
you『おやすみなさい。』
雪は6時に起き、17時に寝て、23時に起き、3時に寝るという生活を繰り返している。
深夜に起きるのは、たまたま夜更かしをした時に出会った
すめしさんは深夜の民らしく、一緒にプレイしたいから生活リズムを変えて欲しいと懇願され、現在の生活リズムとなった。
現在の時刻は2時半。
これから現実の友人に勧められた今期のアニメを1本見てから寝るのだ。
「えーっと、あった。【ツンツンなお姉様に毎日好きと伝えたらいつの間にかデレデレになっていた話】………え、恋愛モノ?」
雪自身、恋愛に興味は無い。
恋をした事も、何かに全力になった事も、中学に上がってからは一度もない。
だからこういう作品には共感が出来なく、興味もなかった。
だが、いつも勧められて見ていたのはギャグアニメやほのぼのしたアニメなどなので、恋愛アニメは新鮮な刺激になるのでは?と雪は考えた。
「見識を広めろって先生もよく言うし、たまには見てみよう。」
その恋愛アニメのテーマは、ひとめぼれだった。
この作品は作者が完全に趣味で書いております。
更新頻度が遅かったり、矛盾が発生したりする場合がございますので、催促やご指摘のコメントをくださいますと大変助かります。
また、この作品にストックはございません。
書き上げたその瞬間から投稿しておりますので、一日に連続投稿はほぼないです。
その辺を頭の隅に入れて頂けると幸いです。
以上、油そばからでした。
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