薰風の やさしき影を我見ゆる 此処なる桐の 花をゆりあぐ





薰風くんぷうの やさしき影を我見ゆる 此処なる桐の 花をゆりあぐ』





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『私も心は同じです。なかなか逢えないことは寂しいことですが、もし風が私の髪をすくっていったなら、それは貴女だと思うことにします』



 前回と同じく拙作『春風の吹く頃に』から。


 主人公時頼から姫への返歌になります。

 花や木や、季節や風の中に好きな人の気配を感じるってなんだか素敵ですよね。



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