供述調書-1-

⚫︎「被害者に対して、殺してやりたいとか、痛めつけてやりたいとか、そういう感覚を持ったことは一度もない」(淡々と話す)


⚫︎「なんと説明すれば、私の全てを伝えられるのか分からない」(悩む仕草を見せる)


⚫︎「例えばだけど、抵抗できない状況下で自身の生命に危機が及んだ時、人間はどんな表情を見せるのか」(声が上がりはじめる)


⚫︎「苦痛や恐怖心を超えた先の感情って、何があるんだろうって、そんな所に興味があった」(瞳孔が開く)


⚪︎「想像だけでは満足しない?」(私の質問が食わないのか、不貞腐れた様子を見せる)


⚫︎「想像するのと、実際にやってみるのとでは、刺激が桁違いに異なった。SEXと同じだ」(鼻息が荒くなる)


⚫︎「刑事さんは、惚れた女とどんなSEXをするんだろう。ありきたりで平凡な、相手を尊重したSEXか、それとも、人間の本能に従順で、相手を壊してしまうようなSEXか」(声が震え始める)


⚫︎「SEXをしている瞬間、興奮している自分の顔を見たことはある?その顔を、抱いている女が見ているって考えてみれば、少しは私の感覚が分かるはずだよ」(高揚した様子で)


⚫︎「彼らは死ぬ瞬間、私の表情を根強く記憶する。これって、想像だけでは得られない刺激なんだよ」(口元が緩む)

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