死にゲー難易度上昇中! 近所に住む黒髪ロングのクール系ギャルがゲームに興味を持った日常
七渕ハチ
Play.1『観測者S』
※ASMR形式でギャルの一人語りです。
(学校から帰宅後の自室。あなたは床へ座りベッドを背に新作の死にゲーを遊ぶ)
(ドアが開く音。ギャルが部屋に入ってくる)
「あ、もう遊んでる。一緒にやろうって言ったのに。我慢できなかった?」
(ギャルはベッドに腰かける。あなたの右肩に太ももが触れるほど距離は近い)
「戦ってる相手、簡単に倒せないね。これでチュートリアル?」
(ベッドがきしむ音。前傾姿勢になったギャルの声が近づく)
「上手上手、先に進んだじゃん。うーん、次は右かな左かな……あっ、不意打ちでやられちゃった」
「また初めに戻って同じ敵を倒すんだよね? きみって、エムの人なんだ」
(小さく笑いながら姿勢を戻すギャル。声が一度離れる)
「死にゲーって言うの? 自分で遊ぶのは難しくてローキックしたくなるけど、見てる分には楽しいね。誰かさんが苦しむ様子を眺めるのも含めてさ」
(からかうように、ギャルは右の耳元で囁く)
「私ってSなのかな。きみとの相性、意外と良かったりして」
(あなたは手を滑らせてコントローラーを落とす)
「はい、逝っちゃった。やり直しだ」
(ベッドがきしむ音。ギャルがベッドに寝転び左から声が聞こえる)
「これは、いつも以上に長期戦かも。やってやられて、やってやられて、何回戦するつもり? 私は朝まで平気だけど、ご飯とお風呂は挟んでね」
「ん? 今の考えるみたいな声は何? ああ、エムだから臭い方が好みなんだ。脱ぎたての靴下だったらここにあるよ」
(ギャルはベッドに座り直す。左耳の近くで靴下を脱ぐ音)
(あなたの目の前で靴下が揺れる)
「大好きなんでしょ? 頑張ってるきみにだけ、特別に堪能させてあげようかな」
(左耳の近くで囁き声が聞こえる)
「また逝っちゃった。集中できないならお預け。それとも想像した?」
(再びリラックスモードで、ギャルが寝転んで体勢を変える。右耳近くで囁く声)
「私がお風呂に入る姿。一緒に入る? 疲れ果てたきみを洗ってあげよっか。ごしごし、ごしごし、って」
「かゆいところはございませんか? ゲームって案外、緊張して汗かくもんね」
(あなたは自分の臭いが気になって頭を左に動かす)
「あ、逃げた。ふふ、優しくされるのは慣れてない? くっさい、とかなじられるのは苦手? エムにも色々あってサービスに困っちゃうよ」
「ほら、そろそろチュートリアルを抜けないと。ずっと同じ景色だと飽きるでしょ? カッコいいとこがあると見直すのに」
「いけ……そこ……うん、今の動き気持ちいい……」
(ベッドがきしむ音)
「そっち、ダメだって……きちゃうよ……あ! んー、すぐ逝くんだから」
(正座をするギャル。あなたの両肩に手が置かれる)
「はい、集中。初めの敵はもう簡単でしょ? 次は囲まれないように注意。右に進んで、左に敵だよ」
(聞こえる声が左右に移動する)
「真っすぐ行って、右の階段を上がる。左の通路で待ち構えてる敵がいて……あー、わかってるのに。まず攻撃を避けないと……え? 身体が動いて操作を間違える? 私がゲームに影響されて動くから、その手を通じて? いいじゃん。一緒にやってるみたいで。むしろ、二人の経験値を反映できて簡単になっちゃうかも。ほらほら、みぎー、ひだりー、ひだりー、みぎー」
(声が近づいて離れてを繰り返す)
「ひだり、と見せかけてみぎー、次はひだりかなー、うそうそ、みぎね。今度はほんとにひだりで、不意打ちを避けてー、攻撃! あれ、やられちゃったじゃん。なんで?」
(ギャルがあなたの首を後ろから捕まえて顔が上に向く。息が触れ合う距離で目が合った)
「お仕置きが必要? でも、ご褒美になるのか。きみはそれでいいんだろうけど、気持ち良くなって手元が狂うよね」
「まあ、家にお邪魔してるわけだし。広い心で付き合ってあげる」
(首の手が離れて、あなたは正面のテレビを見る)
「雑魚にやられるのはなしね。そう、上手にできたじゃん。いいよいいよ。不意打ちもくぐり抜けた。囲まれるから慎重に……うん、行けたね。ちょっと強いやつも落ち着いて……お、やったじゃん。ぱちぱちぱち、おめでとうございます」
(拍手の音)
「あ、雑魚にやられた。気を抜くのが早い。私が抜いたからって? ふーん、きみが抜かせたのに」
「あーあ、一番最初の雑魚にもやられちゃった。何度も同じ失敗して情けないね」
(囁く声)
「きみのざーこ。ほんと、恥ずかしいんだから。ざこざこざぁこ。小学生にも笑われちゃうよ? きゃははは、って。よわよわだって。女の子に見守られてさ。一人でできないんだって。みっともないね。ざーこ」
(吐息混じりの小さな笑い声)
「お仕置きの罵倒、気持ち良かった?」
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