あの日の獅子座流星群/読み切り小説

音雲 夏空

あの日の獅子座流星群

毎年7/28日。 僕は夜空を見上げる。まるで 織姫と彦星のようなことだけど

この日だけ、大切な人に会えるんだ。


すごく楽しみで、 ワクワクが止まらなかっ た。同じ場所。

少し遠い裏山で僕は彼女─紗季を待っていた。今年も綺麗な紗季が見れるのだと、 心は徐々に高揚していた。




待ち合わせの時間になった。 でもたくさんの人で見えない。

でも彼女は特別な感じが するからすぐ分かった。

「今年も来たぞ」

僕がそう言うと

「ありがとう」

と聞こえた気がした。

僕はその瞬間涙が溢れ出た。 だが、紗季と会える時間も終わり僕は家路についた。


今年も綺麗だったな。

「紗季のしし座流星群。 」

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あの日の獅子座流星群/読み切り小説 音雲 夏空 @negumo_sora

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