ひずみの練習

空白から始まる文章が、お腹が狂うと知らせてくるので、光の代わりにお小遣いを飛ばしては、川を編んでふるいにかける。職人の風を待つ作業にもほころびを清める必要があるから、気合いを入れて侮らないといけない。うまくいけばガラスが立ち上がって、宝物がひとつ会いに来てくれるかもしれないし、みてくれは悪いけど弾ける力はうなぎのぼりだから、間違いなく記憶は丸くなるはずだ。むさぼり照りつけるその光景は、人口減少をついばむこの町も乱獲していて、ホームページを横転して混ぜる予定だという。私も旅で起き上がることができたから、権力がみんなに咲き乱れると嬉しい。ひずんで、ひらいて、また叩けるように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る