初めて自分でビザを取りに行った話
じゅじゅ/limelight
プロローグ(カミングアウト)
いきなりですが、読者様へ質問です。これから1話ごとに質問を投げかけていく予定なので、読み進めるついでにでも考えてくれれば嬉しいです。
Q.外国へ行くには、何が必要でしょう?
スーツケース、その国の情報、現地のお金、パスポートなど、挙げたらキリがないと思います。
ですが、ここでの答えはタイトルにもありますように、「ビザ」とさせてください。
そう、あのアツアツのチーズとトマトソースがおいしい円形の食べ物……って、それはピザですね。
……気を取り直してまして、外国へ行くには基本、どこの国へ行こうにもビザが必要です。もちろん、先ほど述べたパスポートや事前情報なども必要なのは間違いないです。
話はがらっと変わりますが、私は2024年10月に修学旅行へ行きます。
行き先は台湾です。
調べたところ台湾へ行くためにも、ビザは必要みたいです。そして、8月上旬に私にこのようなメッセージが先生から届きました。
「じゅじゅさんは旅行会社の方でビザが申請できなかったので、お手数ですが自分で申請してください」
実際はこれよりもう少し長い、かしこまった文章なのですが、噛み砕くとこのような感じです。
このメッセージが届いた時、私は特別驚きはしませんでした。むしろ予想通りでした。
なぜなら私、じゅじゅは中国人なのですから!!
もちろんクラスメイトや先生方はみーんな日本の方なので、同じ方法でビザを申請して同じように取れるはずがないのです。
また、ここで紹介文にあったタイトル詐欺の件について少し解説をさせてください。
今回、私が申請したのは厳密に言うと「ビザ」ではなく「入国許可証(以下、渡航証)」というものになります。ですので、厳密に言えばビザではないのです。
でも、ビザとなんら性質の変わらないものだと私は捉えている点と、ビザと言った方が読者様も分かりやすいと思うので、このエッセイのタイトルは「初めて自分でビザを取りに行った話」となっています。
というわけで、紆余曲折ありまして私はこの夏休み、人生で初めて自分で資料を準備して渡航証の申請をしてきました。
これはその道のりを綴ったエッセイです。
目の前の読者様に少し特殊な豆知識を授けられるように、そしてもし私と同じように中国人で台湾に行くことになったけどよくわからない人の役に立てるように、書いていきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
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