他のため

一閃

第1話

・茅の輪ぬけ他の為ひとり身をけずる

・龍天に介護ベッドの主はなく

・親ガチャをはずせど思慕はなくもなく

・夏帽子臥せたる父の悔しさを

・車椅子押すに重くて覚悟の彼岸

・垣間見る己の地獄の曼珠沙華

・赤まんま昔遊びの母の笑み

・あらがえど足かせを切る刃なく


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

他のため 一閃 @tdngai1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ