夢日記1011 そうだ、人の家に忍び込もう。
起きると実家だった。
リビングに行くと母がいたので話しかけると「あなたテンションが幼くて鬱陶しいわよ」と言われて凹んでしまったので、外に出て気晴らししようと思いたった。
外へ出ると、そこはN市駅前。
市役所沿いにバスが通っていく、駅近くの交差点が改装工事中だった。電車高架化に伴い二つの交差点を繋げて6叉路の交差点を作ります、とのことだった。6叉路て。
N市駅をぶらついていたが何もない。
そこで僕はまた思い立った。
「そうだ、人の家に忍び込もう」
誰の家かもわからない家の子供部屋に忍び込む。生活音はするが、意外と誰も気づかないものだ。不意に人と鉢合わせそうになったので押し入れに隠れると、その押入れが別の部屋に繋がっているみたいだ。
こそっと押入れから出る。
そしてまた、誰もいない家を闊歩する。部屋から部屋へ。その感覚は独特の気持ちよさがあった。
するとまた何か足音が聞こえてきた。近くに隠れ場所がない、ヤバい。
ふと上を見上げると天井に穴が開いている。
咄嗟にジャンプすると身体がふっと上に持ち上がり、なんとその穴の中に入れてしまった。まるでスーパーマリオ64をやってるみたいだ。
穴の中はどうやら屋根裏部屋のようだ。
光が見えるので近づくと、これまた外に出るための穴があるとわかる。
そこからは楽しかった。穴を出ると屋根の上だからだ。屋根から屋根へ。マリオ飛び越してこれは忍者だ。楽しい。小一時間ほど屋根をつたっていたが、通報されることも特になく、適当な穴から再度人の家に忍び込み、そのまま地上に降り立った。意外とバレずに帰ってこれたもんだな。
そして街をぶらついてみる。
商店街とは遠く離れた場所だが出店があり、地元の特産品ですよ!というのぼりが立っている。
何を売ってるんだろう?と覗いてみると「五平餅」と書いてあった。ここは関西だ。特産品コレクション的なことも書いてないし、売ってる人の出身地のそれなのかもしれない。
面白かったので買って帰ることにした。
家に帰ると、親から犬の散歩を頼まれた。
再度家から出ると、なんとたくさん雪が積もっていた。あれ、今って冬だっけ?そもそもさっきまで降ってすらいなかったような?そんなことを考えてみたけれど、雪と犬がはしゃいでいるのを見ているうちに、自分もはしゃぎたくなってきた。
犬がワンワン!と鳴くので、こっちもフォウフォーウ!みたいな奇声をあげて犬と実家を飛び出す。そこで、なぜか今ローラーブレードを履いていることに気づく。雪が固まって氷状になっている道も結構あるのでツルツル滑る。滑る滑る、止まらない。犬は喜んで俺の横をついてくるが、一向に止まる気配がない。すると幼稚園が見えてきて、そっちに気を取られると、目の前が雪山になっていた。
ボフン!とすごい音がして、目の前が真っ白になる。そこで目が覚めた。雪山は布団へと変わっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます