夢日記0927 子供部屋でお仕事
GWを使って地元へ帰ってきたが、風邪が悪化して関西から出られなくなってしまった。
仕事を変えたばかりで有給もそんなになく、使い尽くすことを考えると不安になり、今の仕事をやめて地元に戻りたくなった。
気がつけば、前の会社で短期雇用の募集がないか、当時の上司に連絡を取っていた。
嵯峨野山陰線に乗り、H駅で降りた。
そこで、前の会社で働いていた上司とたまたま出くわした。
「お久しぶりですね」
「お久しぶりです。仕事へ行きましょう」
ぬるりと挨拶を交わしてから職場へと案内され、2人で山を登った。
上司は喫煙者なので、歩きながら登った。
「インフルの時に見る夢を歌った歌詞ってありましたっけ?」
「どうしたんですか?バンドでも組んで作詞でもするんですか?」
「まぁそんなところです」
そんな問答をするうち、時計の針は朝8:33を指していた。
気づけば職場らしき建物が目の前にあった。
じゃあ行きましょうか、とのことで職場へと誘導を受ける。ポケットにはいつのまにか入退室カードが入っていた。
でもこれ、前いた時に使っていたやつだ。
一度辞めた身だから使えないのでは?
ということで上司にカードを見せてみる。
「これ、辞めたら使えませんよね??」
「あ、大丈夫です。使わなくて」
「あれ、再発行しなくていいんですか?」
「むすかさんは個室なので」
「えっ?」
上司の案内で別室に通されることになった。
しかしそこは見るからにオフィスには見えなかった。
ただ、その場所には見覚えがあった。
個室、というより、子供部屋なのだ。
誰のだ?俺のじゃない。
あ、わかった。父さんのだ。
俺のために用意された別室は、父の実家の子供部屋だった。
すなわち、父が子供の頃に使っていた勉強部屋だったのだ。
勉強机にはノーパソが置いてあり、天井からは大きなモニターがぶら下がっている。
ノーパソはIPが設定されておらず、他の社員とのやり取りは全て、大モニターに映し出されていた。
ノーパソで、プロパティから設定を触ろうとする。
それを上司が懐かしそうな目で眺めている。
そういえばこの上司も、もう会社辞めたって言ってたよな?なんでここにいるんだ???
「あー。そうでした、一番上のチェックボックスでしたね」
その返答も、どこか昔を懐かしむような口ぶりだった。
プロパティを開くと、警報級の通知が来ますと書いてあった。
実際に押そうとすると、デカいクリック音が鳴る。タンッ!!!!!!
本当だ。音がデカい!!!
そこで目が覚めた。
クリック音はベランダに滴る、大粒の雨粒だったのだ。
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