第2話 飢えを満たす執筆論とは? 始まり編

 執筆とは、すべからく飢えを満たそうとする行為。飢えとは与えられることで、初めてもっと欲しいと欲望が芽生える。


 どうも、いらっしゃいませ〜! ヤナギメリアです。

日々皆さま、健全に飢えていらっしゃるでしょうか。これを書いている段階で、私は元気に飢えています。


 2024年の9月にこれを書いているのですが、まだ暑くってクーラーが恋しいです。どうなってるでしょうね、地球。怖いなぁ。


 では、本題に入ります。

 例として、私の創作活動の経緯を原初から、まずは分析したいと思います。


 読者様方は、テーブルトーク・ロールプレイング・ゲームをご存知でしょうか。

 複数人でテーブルを囲んで、会話や行動を通じて物語を進めていくボードゲームの一種です。


 有名なのは、某イアイアする恐怖系邪神ゲームでしょう。神話生物とか出てくるアレです。

 その他にも王道の、剣と魔法の世界観冒険ゲームなどがありますが、このテーブルゲーム。

 なんと、シナリオを自分で創作し、プレイヤーキャラクターも手作りもできるんです。


 私にとって生まれて初めて、自分から創作したと言えるキャラクターの誕生です。すごいですね。


 そう。拙作のクック・ヤンくんですね。


 彼とは本当に色々な形。色々な冒険を共に重ねました。最初は友人と遊ぶ為に、某狩猟ゲームのクック先生から造形し、様々なゲームブックで冒険し、時に別のテレビゲームで、キャラクターとして作ってみたり。


 なぜ、そんな事をしたかというと、寂しかったからでしょうね。つまりは人に飢えていたわけです。


 これが私の始まりの飢え、夢の第一歩です。完全に意識していませんでしたが。記憶に残る範囲ではここが人生のターニングポイントでしょう。


 読者様方にも覚えがあるのではないでしょうか。ついこれが好きでしてしまう。ついこの方法でしてしまうなど。習慣と愛着です。


 某機動戦士を手掛けた御大が昔、記事で書かれていましたが、人は年若い時ほど、好きになった物を一生好きでいる。言い換えれば一生飢える事になるそうです。


 まさに与えられるから、飢える。真理でしょうか。

 とは言え、この段階ではあくまでキャラクターを造形して、ただあらかじめ決められたゲームシナリオを遊ぶだけで、シナリオを自分で書いてなどはしていませんでした。


 では次回は、小説をなぜ書き始めたか、について綴ろうかと思います。


 宜しければ恐縮ですが、次回も付き合って頂ければ、幸いです。

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