第21話 まぐれメタル
=====前回のぼうけん=====
【そうくつのどうくつ】B3F。アルフが部屋にいた男の子とクイズをはじめて、仲良くなった。どうやらこの子が四天王サイアックだったらしい。数時間に及ぶ激しいバトル(クイズ大会)に付き合いきれずに俺たちは先に帰ってきた。(ジュード談)
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―さらに数時間後、山の
ジュード「お、アルフ出てきたぞ。」
僕「やぁ、みんな。」
ニコル「あの子は??」
僕「サイアックは過去の歴史には詳しかったが最近の流行りには疎かった。僕の勝ちだ。」
ヌイーダ「勇者アルフ、初めての勝利がクイズバトルとはね。めでたーい。」
ニコル「おめでとー」
ヨーボ「ぱちぱち。」
ジュード「とりあえずあの子…サイアックとは今後戦う必要がなさそうでよかった。で、レベル上がったのか?」
僕「レベル?」
ジュード「仮にも四天王を倒したんだろ?すげー経験値とゴールド手に入ったんじゃないのか?」
僕「いや、特になにも…?」
ニコル「何してんのぉ…」
◆◆◆
―そうくつのどうくつ B3F―
僕らは洞窟を抜けダーマシ神殿へと向かう。が、その前に僕はサイアックにしばしの別れを告げた。
サイアック「アルフ。手に汗握るバトル、楽しかったですよ。当然、また遊びに来てもらえますよね?」
僕「あぁ。ありがとう。もちろんだ。僕も人生で一番楽しい時間を過ごした。」
ジュード「つまんねぇ人生だなおい」
僕「道が地上と地下、二手に分かれているようだが、どっちにいけばいいんだ?」
サイアック「地下道のほうが近道ですよね。」
僕「恩に着る。それでは、また会おう。生涯の友・サイアックよ。」
ニコル「よしっ、別れの挨拶はそのくらいでいいよね。ヌイーダとヨーボ、先に出て待ってるみたいだよ。早く行こう。」
◆◆◆
―フィールド―
ヌイーダ「なんだかちょっと拍子抜けね。」
ヨーボ「四天王との戦い、ずいぶんとあっさりとしてんのぅ…」
ジュード「なぁ、ホントに倒さなくてよかったのか?」
僕「僕が知性で勝った。武力での制圧など必要ない。」
ニコル「そんなに悪いひとじゃなさそうだったしね。あっ、この辺は今までのフィールドと国が変わってるから、急に強い魔物が出るかもしれないよっ。気を付けてね。」
ジュード「お、噂をすれば早速…って、えっ!!??」
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
まぐれメタル が あらわれた!
しかし まもののむれは まだ こちらに きづいていない!
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
ジュード「き…貴様…!!なぜこんな所にいる!?…鉄壁の防御と逃げ足だけが非常に素早いが勝てば莫大な経験値がもらえる魔王の手先、まぐれメタルめ…」
ヌイーダ「ピッコロ的解説者がいて助かるわ。」
僕「
ニコル「よぉーし!!倒すよぉ!!」
◆1ターン目◆
*まぐれメタルの こうげき!
ニコルは ひらりと みをかわした!
*ヨーボは にげだした!
しかし まわりこまれて しまった!
*ニコルの こうげき!
まぐれメタルに 1の ダメージ!!
*アルフの こうげき!
ミス! まぐれメタルに ダメージを あたえられない!
*ジュードの こうげき!
まぐれメタルに 1の ダメージ!!
◆2ターン目◆
*まぐれメタル は ようすを うかがっている。
*ヨーボは へんてこなおどりをおどった!
しかし なにも おきなかった!
*ニコルの こうげき!
まぐれメタルに 1の ダメージ!!
*アルフの こうげき!
ミス! まぐれメタルに ダメージを あたえられない!
*ジュードの こうげき!
まぐれメタルに 1の ダメージ!!
◆3ターン目◆
*まぐれメタルの こうげき!
アルフは 15の ダメージを うけた!
ジュード「ヤバい!アルフが瀕死だ!!」
ヌイーダ「勇者弱っ」
ニコル「わぁ!大変!!えっと、あれ…さっき2人に貸して…どこにしまったっけ…」
*アルフは みをまもっている。
*ヨーボ は エッチなほん を つかった!
アルフ の HPが かいふくした!
ジュード「エロジジイがようやく役に立ったな」
ヌイーダ「さすが両手にエロ本装備してるだけあるわね。」
*ニコルの こうげき! かいしんの いちげき!
まぐれメタルに 125の ダメージ!!
*まぐれメタルを やっつけた!
それぞれ
40200ポイントの けいけんちを かくとく!
10ゴールドを てにいれた!
♪🎶♩♬♫ テレレレッ・テッテッテー(レベルアップ音)♪🎶♩♬♫
*アルフは レベル2に あがった!
*さいだいHPが 15ポイント あがった! さいだいMPが 5ポイント あがった!…ちから +1 みのまもり +2…(略)
*アルフは レベル3に あがった!
*さいだいHPが 13ポイント あがった! さいだいMPが 7ポイント あがった!…(略)
…… (略)
*アルフは レベル12に あがった!…(略)
◆◆◆
ヌイーダ「なんて運の良さなのかしら。一気にすごいステータスになったわよ。アルフ」
ニコル「棺桶の中でお腹すいたってずっとうるさかったから、ラックのたねを食べさせといたのが効いたのかもぉ。」
ヨーボ「これだけノベルアップしたらカクヨムにはいられなさそうじゃの。」
ヌイーダ「レベルアップよ。それ一番書いちゃダメなやつ」
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