第7話

幼馴染 春視点


 優は普通だし、買ってくる内容も普通なんだよね。・・・まぁ逆にハズレはないし、わざわざいつもみんなの好きなの買ってくるし、


普通に生きてるお陰で逆にみんなことをよく知って居る。だから買い出しをお願いしたのに、遅いなら意味ないよ!!


 「お腹すいたー!!」


「そうだなぁー、もうこの電話が優じゃないなら・・・つか何か驚いてる??じゃあ優じゃないか??なにかあったのかな?」


「そうかも知れないね。」


二人はのんびりコタツでご飯を待って居たんだけど、


 「・・・」


電話の戻さないで、妹ちゃんがこっちにやって来る。なんか悲しそう。

凄く辛そうにしてるし、


私達に何かようなのだろうか?あ、もしかして


 「優が財布を落としたとか??」


「あ、そうなの??確かに、アイツって意外と人に優しいくせに、頼りはしねぇ」


「・・・お兄ちゃんが亡くなった」


 「えっ??」「はぁ??何を??」


「いやいや、ドッキリだよね。兄妹そろってそんなドッキリは」


「お兄ちゃんは、ドッキリとか人が傷つくこと嫌いなのは知ってるよね。春ちゃん」


「・・・っ!!」


妹ちゃんの言う通り、ドッキリは優が嫌うことの一つだった。


いや、いやいやいやいやいやいや、意味がわからないし


「そんな・・・そんな・・・優」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

2024年9月22日 08:08
2024年9月29日 08:08
2024年10月6日 08:08

普通過ぎると馬鹿にされていたが、その普通が消えた瞬間 少し復活したエアコン @eaconnn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ