小説を一作書き上げるまでの日記
落下傘
小説を書き始めた理由
執筆を初めてだいたい二週間。
過去に大学の講義であった小説の課題で、山なし落ちなし意味なしの評価をもらった私。
幸せな空間というのが何も評価されず、波乱万丈でないといけないなんて辛い。
なぜ、山がないといけないのか、山があったら沈まなきゃいけないじゃないか。平坦でいいフラットでいい、平和な空間が良い。どうせ、そうやって上から見下ろして人に地獄を与えることが好きなやつなんだろう。
なぜ、オチがないといけないんだ。私は私を満足させる小説をまず書きたい。相手を楽しませたい生粋のエンターテイナーではないのだから。
なぜ、意味を求めないといけないのか、私が幸せになるためという意味があるのに、何故あなたが納得する意味を与えないといけないのか。神である私が満足しているというのに。
神になれたのに幸せ空間を眺めることをそんな風に評価されるなんて。
この世に神様が居て、更にその神を監督する存在がいるのなら平和を壊すことに本気になっていることでしょう。
そんな思いを抱いた過去の私。
ではなぜ、そんな私が小説を書こうと思ったのか。
アニメ義妹生活に心を抉られたからです。
とにかく主人公像とヒロイン像に衝撃を受けました。
こんな作風が人を惹きつけるなら、私も一度ちゃんと書いてみたい。
義妹生活に出会うまでにもたくさんアニメを見て、感想も書いて、意味も山もオチも必要なことを酷く痛感してるので、過去の私に往復ビンタです。
とはいえ、今の私もあまり成長しておらず、小説の書き方として流布される情報に対して、目に入っては参考に構成を直しますが、現状どうしようもないものに関しては萎えが発動します。
万人向けの面白い作品を書きたいのか。
自分が満足する作品を書きたいのか。
現状は後者です。
とにかく自分が満足することが一番のモチベーション。
そんな中、私が小説を書くにあたり突破しなければならない壁にぶちあたりました。
それがゲーム脳。
たった一つの言動と表情で未来が変わると思うと、かなりプレッシャーです。そして、分岐する未来も考えねばならない。最善の一手をそこで決めなくてはならない。かなりヘビーです。ゲームが苦手なのですから。クリエイターにゲーム好きが多い理由を小説を書き始めて理解することになるとは…。
果たして小説執筆というゲームをクリアすることが出来るのか。
今書き進めているのは2作
恋人は出来るものの振られてばかりの田崎くんの元に、ギャルに変貌した幼馴染の小山さんがやってきて誘惑を繰り返しながら理想の恋人を目指す恋愛遊戯もの
男子中学生二人の甘酸っぱいBLもの
BLの方が早く終わりそうなのに恋愛遊戯ばかりに頭を悩ませる。
それと、チョコレートと炭酸がないと創作脳が活性しなくて小説と向き合えない。
飲酒公募勢という単語を見かけたが、なんとなく気持ちがわかってしまう。
自分が満足出来て、山場があって、オチもあって、意味もあって、楽しんでもらえる、そんな作品を書き上げられるよう頑張ります。
私が小説を書く理由は、結局のところ、自分が救われる小説は自分しか描けないことに気づいたからですね。
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