第7話 授業①
さてさて、本日も快晴となりました6月の天気。最近は温暖化の影響で30度を越える日が増え、とても、とてもとても暑いのであるが、ほとんどの女子はそんなこと気にもしていないのである。
「ッ!」
「フッ!」
まぁ、こんなふうにうちのイケメン男子二人が体育中で、女子たちは…
と、このようにいつも以上の黄色い声を上げているからである。
かくいう私は…
「ん〜あづい〜…。」
「ね〜。なんでこんなに暑いんだぁあ…。」
「温暖化許すまじ。」
みたいな感じで、莉絵と日陰で愚痴をこぼしていた。え?
50mの記録が知りたいって?8.8sですがなにか??(莉絵は7.8s)1秒も違うんですが…。
「お、男子たちの計測終わったみたいよ。」
「どれどれ?」
覗いてみると、2人ともすべて最高得点であった。
「はぁ〜。いつも通りすごい記録だことで。2人ともオリンピック出れんじゃないの?」
「ね。特に実太なんか、前になんかで見たことあるんだけどこれ、全国大会優勝記録とほぼ同じじゃない?」
「え、そうなん?ヤバ!」
「いや、あなた運動部でしょ。こーゆーことに関してはあなたのほうが詳しそうだけど。」
「いやいや、自分の部活以外興味ないんで。」
と、莉絵は興味なさげに言う。ほんとに興味ないんだろうなぁ〜。
やっぱり実太はすごいんだな。と、改めて実感した日だった。
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