第2話 霧山実太
キーンコーンカーンコーン…
〜昼休み〜
莉絵は自主練へ行ってしまった。いわく、「トップは時間を無駄にしない。」んだそうだ。私とは真反対だ。ん?何か女子の
「邪魔だ。どいてくれ。」
そうやって女子の波を掻き分けているのは、同じクラスで学年で人気者の
「まっ、私には関係ないけどね〜。」
というのも、私と実太は
と、少々よろしくないことを考えていたところで、件の人物に声をかけられた。
「おい。なににやにやしてんだ?」
女子の全ての視線が突き刺さった気がした。
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