格闘と僕(仮題)
ゔぃれ。
第1話 いつもの朝
『また俺の勝ちみたいだな』
「イタタ……父さん、強すぎるよー。ちょっとは手加減してよー」
『どうした、弱音か?そんな事では後10年たっても俺に勝つ事は出来ないぞ』
「無理だよー。でもいつかは勝てるのかなぁ?」
『真面目にやっていたらいつかは勝てる。さっきの組手もいい線行っていたぞ」
「そっかー!もう一回組み手やろう!」
『おお、その意気だ!はっはっはっは」
………………。
「んんーっ」
朝だ。
またいつもの悪夢を見ていた様だ。
俺の子供の頃の記憶。
定期的に見るこの悪夢の所為で目覚めは悪い。
まだ眠りたいが、普段通り会社に行く準備をする。
TVの電源を入れ、適当なニュースを聞き流しながら軽く食事を摂る。
スーツを着て満員電車に乗り、いつもと同じ様に会社に向かう。
俺の名前は峯岸隆志(みねぎし たかし)28歳。
至って普通の会社員。
あまり大きくもない、普通の企業に勤めている。
彼女も居ないし、趣味もゲームくらいしか無いが特に何事もなく真面目に社会人生活を送っている。
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