もっとも成功した悪魔

もっとも成功した悪魔の話

ある酒場での話

「おいお前、上手くやったな。」

『そうだろう 我ながら上手くやったと思う。』

「どうやってやったんだ。」

『良いだろう教えてやる。』

『先ず 弱っている種族を捜し 甘い言葉で言葉巧みに【お前らは唯一無二の神である我に選ばれた者である】と思い込ませ契約する。そうすると選民思想で他の種族を支配または虐殺しようとする。』

『ある程度支配が進むと停滞するから 梃入れに新たな契約行い、旧契約者と新契約者との間に諍いを起す。』

『それでも少ししたら停滞するから 別の弱っている種族に対して同じように契約する。』

『そうすると三つ巴で争う様になるから互いに殺し合う様になる。』

『この時、聖地が同じ場所に為るようにすると諍いが起きやすくなる。』

『ここまで来ると後は負の連鎖が続き、自動で魂をを刈り取る様になる。』

『と言うわけだ。』

「このー上手くやり上がって 一杯奢りやがれ!」