短歌集

初心なグミ@最強カップル連載中

九月の短歌

朝風に

吹かれ露が舞う

彼岸花

死に逝く熱は

赤に燃えるる


 冷たい朝の風に吹かれて、彼岸花に着いていた露が宙に舞う。

 秋の涼しさと冷たい朝の風に吹かれ、熱を失っていく彼岸花と僕。

 そんな中で僕は……彼岸花の赤色が、まるで極寒に抗う為に燃えているかの様に見えたのだ。

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