Night 06 はじめての夜~ゆめ~

「うんぬ、はれ、私、寝てた?」

 ・寝起きなボイス

 ・変わらず主人公の右にいます


「ごめんっ、ハッ、アイスは!? よかったー食べ終えてる。なんか急に眠くなっちゃって……久しぶりに昔の夢見たよ」

 ・懐かしむ感じで

SE・ギシッとソファが鳴る


「うんとねーナンパされた時と初デートした時」

 ・はにかむような形で


「え? ナンパじゃない? だったらなにかなー教えて欲しいなー」

 ・いたずらっぽく


「私はね」

 ・耳元に近づけていくように


「ひとめぼれ」

 ・ささやきボイス


「んふふ、言ったことなかったっけ」

「ホントだよー、なんで怪しむわけー? でないと隣にいませーん」

 ・ちょっとふざけている感じで


「そっちは? ナンパじゃないんでしょ?」

 ・嬉しそうに疑問を投げかけるが


「顔をそむけるの禁止ー」

 ・ぐいっ近づく


①「ね、なんでなんで? 同じ壁際族だったから?」

②「つまんなそうにしてた? そりゃあ、あの時はつまらなかったけど」

 ①面白がるような形にして

 ②思い出しているような


「にしし、ホントは違うな? 教えてよ、こっそりでいいから。将来、ネタにするけど!」

 ・悪い顔で


①「えっ、ひとっ、そっちも一目惚れ? いや、いやはや、私から聞いたのに熱いですなあ。ぽかぽかしてたから寝ちゃったのかな!?」

②「え? 将来のネタにするのって? 一生、ずっと?」

③「ああああっ、ちが、ちがわないけど、ちがうじゃないのだけれども、だってだって」

 ①慌てて ②疑問 ③大慌てから声がすぼんでいく


「ずっと一緒だって思ってるもん」

 ・小さな声。場面としては聞こえそうで聞こえない(ささやきじゃないです)


「かわいい? かわいいゆうなー……ふふ、セイラちゃんは可愛いな、さんはい」

「そうそう、私、きみの前では最高に可愛いでしょ?」

 ・ふふんっと胸をはるように


「んーー変な体勢で寝たから身体バキバキ」

 ・背を伸ばす形で


「うんえ? 寝てる顔が可愛かった? また、そういうこと言うー誰にも言ってるんじゃない? そんなことないか」

「うん、信じてるよ。というか、私しか見てないって知ってるもん」

 ・明るく元気に、とても自然体


「いっつも、可愛いって言ってくれるし、こうやって、くっついても嫌がらないし、そのたびに、私ね、ああ、好きなんだなって思うの。寝て早めに起きた時、きみの顔を見るでしょ? それもね、そのたびに毎日この人の顔を見て、幸せだなって」

 ・早口ではなく、ゆっくりとした噛み締める形


「そっちは? 可愛い以外で。嬉しくなる? 愛おしい? 一緒にいられることが?」

 ・主人公がヒロインと同じ感じのセリフを言うので


「……私とおなじだね」

 ・顔を寄せながら言う、ささやきボイス


①「もう寝よっか……んんんっ」

②「そだよね、もうこんな時間で、寝たくなるよね! そう、そうだよ!」

 ①なにかに気づく

 ②初夜であることに気づき慌てる


「え? その前に歯磨き?」

「……うん、だいじだいじ! 口の中は清潔にね! うん!」

 ・焦り。主人公は気づいてないので

 SE・足音


「そうだよーこのあと……はじめての夜なんだから」

 ・ひとりリビングに残されて、恥ずかしがるヒロイン

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る