第6神話(前書き) 一匹狼
ーーー場面は変わり、とある街のおもちゃ屋
「ああぁぁ!あのニート野郎!毎回毎回どこ行くんだよ!仮にもあいつここの社長だろ!!唯でさえ人が多いってのに!!何『ちょっと俺行ってくるわ。大丈夫、いずれは仕事に戻ってくるから安心しな』だ!!いつもそう言って帰ってくるのは一日越えるか越えないかギリギリの時ばっかりじゃねぇかよ!」
「いやー先輩。これはもう職務放棄じゃないですか?労働基準監督署に報告して多額の損害賠償でガッポガッポ貰って飲みに行きません?」
「おーよ!!俺たちもあの野郎の机の上を辞表と訴状で埋め尽くしてやろうぜ!」
「後、机にも油性ペンで落書きしときましょう!」
そう言って二人はウキウキで高笑いをしながら社長室に向かった。
そんな二人を哀れみの目で見つめる。
「はぁ……やり方が陰湿すぎでしょ。そんなことする暇があるなら、仕事に取り組んだ方が効率良いのに…よいしょっ…」
溜め息をつきながら、おもちゃの入ったダンボール一箱を倉庫に向かって持ち運ぶ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます