God's Will!

神天地 編

プロローグ（前書き） 人の罪

　ーーじ、人生は100年時代！！生きてれば良いことあるよ！きっと！だからーー

　無責任

　ーーカミサマになんとかして貰えばいーじゃんほら祈れ祈れ。こう腕を振ってさ！

　ーーギャハハ！！おもろ！！

　低俗

　ーーいやー、ほんとあの家に生まれなくてよかったわ。毎日変な音聞こえるし……って、あ、こっち向いた。

　ーー逃げよ逃げよ？変な呪いとかかけてきそうじゃない？

　ーーキャハハ

　陰湿

　ーーあの家の子また問題起こしたってさ。全く…何されるかたまったもんじゃない。気味が悪い。

　ーーあぁもう！！夜聞こえる声がうるさくいのよ！！何とかしてよ！！

　嫌悪　

　殴られるたびに、周囲の人間からの罵詈雑言と笑い声が頭の中で木霊する。蝿の羽音以上に鬱陶しい。

　俺は神という存在が嫌いだ。人間とかいう廃棄物を作り地球に不法投棄をする挙句、人間にも恩恵を与えるとか言いながら結局は助けてくれないような詐欺集団が。

　本当に大嫌いである。