第3話 遥斗、地雷を踏んでしまう?

電車から降りた俺たちはまた暑い中学高校まで歩かないといけない。

俺は夏と冬どちらが好き?と聞かれたら絶対冬だと答えるだろう。


冬は服を厚着したり手袋付けたりマフラーするなりなんなりである程度凌ぐことができるが夏はどれだけ脱いでも暑い。全裸になっても暑いだろう。


それに俺は汗をかくのがあまり好きではない。

スポーツなどの運動でかく汗はまだしも私服や制服を着た状態で汗をかくのはほんとうに最悪だ。

とそんなことを考えていると渚が


「球技大会は何に出るんだい?」


と聞いてきた。

俺たちの高校では一学期末、二学期末に球技大会がある。

また学年ごとや学期ごとでやる競技も変わったりする。


今回一年の俺たちはバレーボールかサッカーの二択となっている。

俺はサッカーが大の苦手なのでバレーにするつもりだ。


「俺はサッカーが苦手だからな。バレーにするつもりだ」

「君のサッカーが見れないなんて残念だ。君の珍プレーを見て笑えるかと思ったのに」

「もう授業のサッカーでさんざんクラスメイトに笑われたんだ。勘弁してくれ」


もうこないだの授業はほんとにひどかった。

空振るはオンゴールするわハンドはするだでもうほんとに散々だった。


クラスメイトはめちゃくちゃ笑われここ最近サッカー関連でいじられることが増えている。

不快ではないしなによりもミスを笑ってくれる人が多くて助かっている。


ああいうのは経験者がガチでやっていることもあるので機嫌が悪くなって雰囲気が終わることもある。

あ、決して経験談ではないからね?


「じゃあ君はバレをすることになるのか」

「バレーは好きだし球技の中でもまだやりやすいほうだからな」

「ボクもバレーを選んだよ。君のプレーを見るの楽しみにしておくよ」

「そんなに期待するな。それよりも渚は身長も高いから無双できるんじゃないか?」


渚は身長が高いことはもちろん運動神経もいい。

中学校のころの体育では渚が点をきめるたんびに歓声が上がっていた。特に女子から


なのでどうせ高校でも注目を浴びているので今回の球技大会でも歓声を浴びるだろう。主に女子から。


「別にボクは無双したいわけじゃないさ。ただ楽しみの一環でしているよ。歓声を上げられるのもうれしくはあるけど恥ずかしいしね」

「ふーん贅沢な悩みだな。俺もたくさんの女子から歓声を浴びてみたいな」


とそんなことを言った途端渚が止まった

顔は下を向いていて表情が見えない。ただとてつもなく嫌な予感がする。


「遥斗はたくさんの女の子から歓声を浴びたいの?」

「え?ま、まぁ、うん」

「ボクがいるのにほかの女にちやほやされたいんだ?」


女の子から女呼びに変わってますよ渚さん。


「い、いやちやほやされたいっていうか」

「だって歓声を女から歓声を浴びたいんでしょ?歓声を浴びるだけだったら男の子でもよくない?なのに女の子からって言ってるのはそういうことなんでしょう?」

「な、渚。それはちがくて」

「違くないよね?女の子から歓声を浴びたいって言ったよね?ボクを差し置いてほかの女に歓声を上げてもらいたいんだ?」


まずい。このままでは何をされるかわからない。

なにか.....なにか渚の機嫌を直せるような言葉はないのか。


あ、そういえば今日の朝渚とこれからも一緒に生きていきますって言ったらなんか嬉しそうにしてたよな?

つまり...


「ごめん、俺が間違ってたよ。渚が一番だしほかの人の歓声なんかよりも渚の声が聞きたい」

「ふぇ?な、何を言っているんだい///」

「俺の一番は渚だから。だから渚は俺だけを見てて?」

「も、もちろんだ///そもそも遥斗だけしか見ないつもりだったさ///」

「さっきは変なこと言ってごめんな?」

「だ、大丈夫だ。..........ふふっ...んふふふ///」


なんとか機嫌は取り戻せたようだ。

でもなんか頬は赤らんでるし心なしか目の中にハートが見えるような気がするのは気のせいか?


ま、いっか。


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*渚視点


遥斗がボクのことを一番だと言ってくれた。

その事実がボクの心を満たしていく。


もうボクには遥斗しかいない。

遥斗以外の男なんて考えられないし考えたくもない。


遥斗、ボクをこんなんにしたんだから


「責任、とってよね?」

「ん?なんのことだ?」


まだ遥斗はボクのことを異性として見てくれてないだろうけど。

絶対に墜としてみせる。


「ううん、なんでもないさ」


だから覚悟しててね?遥斗。


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あとがき


今日の投稿遅くなってしまいごめんなさい!

今日は一日中ぐうたらしててなかなか書く気が起きませんでした笑

今回のお話はあとがきを抜くと文字数が1900文字とだいぶ少ないです。

次からはなるべくボリュームを増やしたいと思ってます。


話は変わってしまいますが先ほど投稿をしましたが本作の設定を変えさせていただきました。

今後の展開を書くにあたって前の設定だと少し書きずらいところが生じそうだなぁと感じ変えさせていただきました。

なんで最初の方で気がつかなかったが不思議です笑


読んでくださる読者様ほんとに感謝してます!

思った以上にフォローが多くてもう少しで100フォローに行きそうで驚いています。

本作のいいね、フォロー、星をお願いします!!








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