ボツ4 『雨を説得する男』
生きるってしんどいね!!
よし。じゃあはじめるね。え、一言目? いやさ、たまには大きな声で思ったことをそのまま吐き出すのも大事なのよ。本物のホメはそこから始まるわけ(哲学!)。
てことで、ノリノリで新作書きまくってる人も、な〜んかやる気出ないな〜って人もお久しぶり! ホメルンです!
元気がない時はムリに元気出さなくてもいいと思うんだ。でもね、アタシの自慢には付き合ってほしいわけ。なぜならアタシは身勝手な妖精だから!
だって、レビューコメントをもらっちゃったんだもん ( ⁼̴̀꒳⁼̴́ )ドヤッ✧
みつきちゃーん、本当にありがとう!
コメントもたくさんありがとね。アタシが言うのもどうかと思うんだけど、ここのコメントって、あの人やあの人の意外な一面が知れてすごくお得じゃない? あとみんなの追記芸も必見だよね!笑
とにかくゆる〜く更新していくから、すご〜く暇な時にでも覗いてみてね。本編もあってないようなものだから、コメント欄も自由に使って。「エッセイ書けねー」とかの愚痴でもいいよ。ああ、それはしぇモゴモゴだわ。
ということで今日も元気に埋葬していこー! またしても水無月賞だって(何個あんのよw)。テーマは「雨」だね。ごめんだけど、またちょっと付き合ってあげてね。
――――――――――
『雨を説得する男』
雨が意思を持つようになって既に五年が過ぎた。異常気象もここまでくればただの日常だ。俺のような人間が仕事にありつけたという意味ではありがたくすらある。とはいえ最近は自分の衰えを感じる。そろそろ後進に傘を譲る時なのかもしれない。
『アキラさん、まもなく接触します。種別は小雨ですが、既に五日目です。説得をお願いします』
無機質なオペレータの声を聞き流しながら、傘を差して目的の場所に向かう。防水スプレーの効きがイマイチだ。
閉鎖された道路をしばらく進むと、道のど真ん中でテーブルセットを広げ、優雅に紅茶を飲む女が見えてきた。相変わらず雨は降り続いているが、彼女が座るイスとテーブルの周りだけは濡れていない。経験上、こういうタイプは説得に骨、いや傘が折れる。
「なあに、あなた?」
甘ったるい声が耳に障る。くそっ、なにが小雨だ。
「悪いがそろそろ帰ってくれねえか」
小雨には多少フランクに年上の余裕を持って対応せよ。本部が小雨と識別している以上、日本雨対策マニュアルに従ってまずは様子を見るしかないのだが――。
「え〜イヤよ。まだ来たばっかりなの。さっきの子を出してよ。おじさんは好みじゃないわ」
どういうことだ。すでに接触していたのか? 小声でオペレーターに確認する。
『……はい。折りたたみの傘衆が一人。お察しの通り、すでに雨に打たれて傘をたたみました』
ばかやろう。新人を一人でいかせたのか。なぜ見抜けない。こいつは小雨じゃない、長雨だ!
――――――――――
面白そうじゃん!?
なんでやめちゃったのさ? ちょっとアレコレ言う前にまずは作者からのメモを読んでみようか。
――なんか途中で疲れました。これは最終的に軽いハーレムものになるのですが、ちょっと書き切るテンションじゃなかったです。あとこれを提出したらみんなに怒られるんじゃないかと心配になりました。プロットがないところも犀◯さんにはバレそうだなぁと思い、だけどこれプロット作ってまで書くものやろか? と冷静になった瞬間、もうやめとこって気持ちになりました。
はい、ありがとね。
そうだったよ、この人メンタルお豆腐だったわ。たしかに、こういうのってノリで書かなきゃキツイよね。
うーん、でも設定も悪くないしこのまま埋めちゃうのは勿体ないかも。プロットはないけどオチは決まってるんだってさ。まあこれもパンツァーあるあるだよね。せっかくだしオチも披露しちゃっていいかな? うん、ホメルン権限で公開しちゃおう。
――――――――――
やっと終わったか。はやく帰って、この雨に濡れたスーツを乾かさなければ。
ん? 風向きが変わった?
『アキラさん、落ち着いて聞いてください。太平洋上の監視対象が進路を変え急接近しています』
な!? まさか! いや、この強風……まずいっ。早くここから退避しなければ!
「遅いよ。ここはもう
どうしてお前がここにいる?
もう
なぜ、戻ってきた――。
「タイフーン明美!」
――――――――――
いや、天才かよwww
タイフーン明美てwww
あーおもろ。ごめんごめん、アタシってちょろっとこの作者と感覚似てるから、たまにツボに入るんだよね。
でもさ、この間も台風で大変なことになってたし、ちょっと不謹慎だったね。ごめんなさい。みんなも大丈夫だった? 最近の自然災害ってほんとに容赦がなくて、まるで意思があるんじゃないかって思う時、たしかにあるよね。たぶんそういうのも裏テーマとして書きたかったんじゃないかな。
うん、面白いじゃん。書きなよ頑張って。
でもアレだね。コレって、中盤が面白くなるかどうかは経験しだいだね、プププ。だとするとちょっとしぇモゴモゴには荷が重いかしら、プププ。ほら、諏訪野さんとこの伊吹さんにも言われてたじゃん、恋愛が書けないってw
いっそアキラを童貞にしといたら? アンタそっちの方が得意じゃん? しかもその方がタイフーン明美ちゃんとの親和性も良さそうだよ。あぁでもそうすると長雨ちゃんの説得が大変そうだなぁ。
ていうか、書けなくなった本当の理由はここでしょ? 恋愛の機微みたいなものを主線にして書こうと思ったら、それをまったく解していないことに気づいてしまったと。うわー、なんかめちゃくちゃ可哀想になってきちゃったよ。ドンマイ!
まあとにかくさ、これはこっちで預かっとくから、たまには書くのも読むのも忘れて奥さんと美味しいご飯でも食べてきなよ。忙しいかもしれないけど、そういうところからでしょ。せっかく趣味で小説なんか書いてるんだから、ちゃんと人生楽しまないとね!
そんなわけで今日はここまで。みんなも創作も人生もぜーんぶ楽しんでね!
アタシもタイフーン明美ちゃん誘ってデートしてこよっかな🌀
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