誰も近づかない巻貝の滑り台の中にヒロは現れ、そして消えた。

野良猫と少年だった語り手の交流を描いた掌編です。

誰も近づかない大きな巻貝の形をした滑り台。
それが両者の一時の安住の地であり、仮の宿でした。

切ない余韻を残す好短編です。